【スタマイ】槙慶太 SR背伸びでアップLv.40(アイスを求めて) ※ネタバレあり

友だちが以前から槙くん押しで、槙くんみたいな男性がいたら直ぐに恋に落ちちゃう♡と熱弁するレベルで、是非槙くんの絆カードを読んでみて~というので、読んでみたのですが、何これ!!!すんごい可愛い!!!
と読んでから槙くんを微妙に押し始めている私です。

そんな可愛らしい槙くんの魅力を他の人にも堪能して頂ければと思います♡

アイスを求めて

(相変わらず、すごい行列)

美味しいと評判のアイスクリーム屋。

(食べたいなとは思ってるけど、いつも行列だからなかなか買えないんだよね)

槙慶太「・・・」

行列を眺めていると、少し離れたところで槙くんの姿を見つけた。

泉玲「槙くん!こんなところで会うなんて珍しいね」
槙慶太「えっ・・・あんた、どうしてここに・・・」
泉玲「昼食の帰り。槙くんは?」
槙慶太「いや、仕事先からの帰りだけど・・・」

槙くんは視線をうろうろさせながら、歯切れの悪い返事を繰り返す。

(どうしたんだろう。具合が悪いとか・・・また何かに巻き込まれているとか・・・?)

泉玲「槙くん、何か困ってることでもある?」
槙慶太「え?」
泉玲「役に立たないかもしれないけど、私に手伝えることなら・・・」
槙慶太「いや・・・別に、あんたには関係ないことだから、大丈夫」

そう言いながら、槙くんは私から視線を逸らす。

その視線の先は、あの大行列。

(まさか、あのアイスクリーム屋さんが気になるとか・・・いや、まさかね)

槙慶太「泉・・・帰らなくていいのか?」

槙慶太「そろそろ休憩時間も終わる頃だろ。遅刻するぞ」
泉玲「あ、ううん。まだ大丈夫だよ。今日は朝3時から勤務だったから、お昼はゆっくりとってOKって」
槙慶太「・・・そーかよ」

(うーん・・・やっぱり、今日の槙くんは変かも)

槙くんは少し素っ気ない言い方をするときもあるけど、人の話はしっかり聞いてくれる。

(でも今は上のそらというか・・・いやむしろ素っ気なさすぎるというか・・・体調でも悪いのかな)

その表情に不調でも見つからないか、と槙くんを見つめていると・・・

槙慶太「・・・アイス」

彼は根負けしたかのように、ポツリと言葉を零した。

泉玲「え?」
槙慶太「アイス、買おうかと思って。悩んでただけ」

槙慶太「・・・だから、体調が悪いとかそういうのは一切ないから。心配してくれたんだろ。悪かったな」

苦笑した槙くんは、ちょっと申し訳なさそうにそう言った。

泉玲「アイス・・・」

(なるほど。それで列を気にしていたんだ・・・)

泉玲「あ、もしかして女性が多いから列に並びにくい・・・とか?」
槙慶太「あー・・・そうだよ。別に他人にどう思われようと構わないけど・・・あれに並ぶのはさすがに気が引ける」

確かに・・・並んでいるのは女子高生を筆頭に若い女性ばかりだ。

泉玲「なるほど・・・私でもちょっと尻込みするかも・・・」
槙慶太「だろ?それで、どうするかと思って・・・知り合いに見つからなきゃいいか、って気持ちになったところであんたが来るし・・・」

(それは悪いことしたかも・・・)

ため息をついた槙くんに、ちょっと申し訳無い気持ちになる。

(お詫びに私が買ってこようかな・・・)

泉玲「あ!よかったら、私と一緒に並ぶのはどう?」
槙慶太「あんたと?」

泉玲「私と一緒だったら、あの列に並んでも恥ずかしくないかなと思って」
槙慶太「・・・なるほど。それなら助かるけど・・・いいのか?」

泉玲「うん。時間はあるしね」
槙慶太「・・・なら、甘えさせてもらうことにする」

槙くんはそう言うなり、ごく自然に私の手を取った。

スポンサーリンク

それから15分ほど経った頃、私たちの番がやってきた。
店員さんが注文を尋ねてくる。

泉玲「槙くんは何味?」
槙慶太「・・・ミルク味。あんたはどれがいい?」

泉玲「え?」
槙慶太「早く」
泉玲「!」
槙慶太「さっき、まだ時間あるって言ってただろ。ひとりで食べるのも味気ないし、俺に付き合って・・・駄目だったら、別にいいけど」
泉玲「・・・う、ううん。ありがとう。それじゃ、チョコミントで・・・」
槙慶太「ん」

槙くんはふたり分の代金を払った後、また私を引っ張って近くの公園に向かった。

泉玲「ありがとう。ここのアイス、一度食べてみたくって・・・」
槙慶太「いいよ。俺も食べたかったし・・・ていうか泉と・・・」

泉玲「え?ごめん、今なんて?」

槙くんは、隣に座る私を見下ろして意地悪な笑い方をする。

槙慶太「・・・そうやって甘いもんばっかり食ってると太るぞって言っただけ」

泉玲「えっ!」

(な、なんか理不尽・・・)

けど、槙くんが楽しそうにしているから反論なんて出来ない。
それに私自身、槙くんとのこういう時間は嫌いじゃなくて。

(たまには、こうやってのんびり過ごすのも悪くないかも・・・)

槙慶太「・・・あのさ、今日はありがとな」

小さく呟く槙くんに、私は笑顔で頷くのだった―――・・・。

スポンサーリンク
スポンサーリンク