「観用少女(プランツ・ドール)」を読んだ感想 ※中身抜粋ネタバレあり!

「観用少女」

“名人”の称号を持つ職人たちが丹精込めて作り上げた「生きる人形。」長髪の幼女の姿をしており、眠りながら持ち主に出会えるのを待っている。

寿命は環境次第で変わる。何十年も変わらない状態でいることも可能である。

主食は特別なミルク。日に三度与える。飲み終わると極上の笑顔を見せるのが特徴。

肥料として砂糖菓子を週に一度与えると色艶が保て、またビタミン・ミネラルを豊富に含んだ合成肥料もよい。

持ち主の愛情も重要な栄養で、不足するとミルクを飲まなくなり、徐々に質感などを損ない最後には「枯れて」しまう。

波長の合う者に出会うと目を覚ます。一度目覚めたらその者以外に目を向けなくなってしまうので、引き取らないと「枯れて」しまう。もう一度眠らせることは可能だが、メンテナンスを必要とする。

目覚めれば自立歩行が可能である。トイレ・着替え・入浴も自分でできる。

言葉は基本的に話さないが、環境次第で覚えさせることは可能である。

ミルクや砂糖菓子以外のものを与えると変質し「育って」しまう。

取り扱っているのは街で一店舗のみ。チャイナ服の男性の店員が客達を迎える。

手に入れるには、目玉が飛び出るほどの大金を必要とする。

返品・下取りは可能だが、価格は買った金額より格段に低くなってしまう。

(観用少女-Wikipediaより引用)

スポンサーリンク

本を読んだ感想

とにかく、この本を読むと自分も「観用少女」になりたくなる。

そして自分が「選んだ」大好きな人に、いっぱい、いっぱい愛情をもらって、綺麗になって、その人だけに極上の特別な笑顔を注ぎたいって、その笑顔で大好きな人を幸せで満たしたいって願う。

私も色んな意味で観用少女になりたいって思います。

過剰書きメモ(本より抜粋)

♥これだけの質(もの)になりますと「選ぶ」のでございます

♥観用少女はとてもデリケートです。
暖かな心の交流がなければ、しぼんでしまいますよ

♥商品というものは、店にある間は、みな王子を待つ眠り姫でございましょう。宝石だって、人間に愛されて初めて目醒めるものでございます

♥ただ欲しいからと言って手に入れるだけが全てではない。そこには愛が必要なのだ

♥観用少女というものは、わがままでございましてね。気に入ったお客様がおられますと、他のお客様には目もくれなくなるのでございますよ

♥ずるいな観用少女って・・こんな顔されちゃったら、みんなどうにかしてあげたいって気になっちゃうよね・・。
観用少女ってみんな「宝石姫」なんだね。

女の子はみんな「宝石」を持って生まれてくるって話。
その「宝石」が多ければ多いほど、人に愛されて、しあわせになるんだって・・。

♥少女(ブランツ)がカメラに向かって、こんな風に笑うのは、よほどお客様を気に入っていたのだと思ったのですが、よほどすばらしい環境でお育て頂いているので、ございますね

♥お喋りはしなくても、まっすぐ前見て笑ってくれるからな

♥合わない環境で長くおりますと少女(ブランツ)は枯れます。
自信が全くないのでございましたら御返品下さい。
ですが少しでも何とかしようという気があるのでございましたら、観用少女の最高の栄養は愛情でございますよ

♥少女が信用したからでございますよ。
お客様は先のお客様を信用なさっておいでではないようでございますが・・。
わたくしどもと致しましては、少女が信用したということを信じる他ないのでございますよ

♥店の兄ちゃんが言ってたよ。
観用少女は愛情できれいになるって。
今だって、そんなにきれいなんだから、きっともっと、ものすごくきれいだったのだおうなあ。
ねえ戻ってくれよ、その頃の姿に、きれいな姿、見たいよ

♥観用少女の笑顔が生きることに、こんなに張りを与えてくれるものだなんて、知らなかった

♥捨てるわけじゃない、わかってくれるだろ。
しあわせになってもらいたいんだからな。
もっと、ずっときれいになって・・もらいたいんだからな

♥ふつう観用少女は知らない人間にそう笑いかけたりしないもんだろう。
他所で見るとそれが悔しくてなあ。
持ち主だけ極上の笑顔を向けて、それでまた、そいつの自慢気な事!!

♥あのお人形さんときたらどう?
高価でぜいたくなくせにそんな目に見えないものまで必要、信じられないわ
(愛情が栄養だなんてたわけたことぬかして)
だけど手に入れるのが困難な分だけ人は一所懸命になるのよねえ。
一所懸命ってわかる?「本気」よ。
あのお人形って、どーも人をそーゆー気にさせちゃうらしいのよねえ・・

♥観用少女はおおむねそうなのでございますが、自分をいちばん美しく保てる「場所」というものを、見極めようとしているのかもしれませんね

♥時折このように、どなたに望まれても眠り続けて過ごしながら、待ちきれなくなったのか突然目醒める少女(ブランツ)がございましてね

♥最上級の観用少女になればなるほど、微妙な愛情の形を受け止められるようになります。
例えば愛情の裏側にある哀しみなどを甘美な憂欝として受け入れられるようになるのです

観用少女といえば

おもちゃのパールのピアスを片っ方なくしてしまいました・・・
そうしたら結構安いお値段で真珠のピアスを発見!!

引っかけるタイプなので少し観用少女のピアスから離れてしまうけれども、オリジナルの少女でも観用少女になるにはやっぱり『本物』を身に着けるべしです♡

(観用少女は固体だけではなくて維持費や装飾品や愛情も全てが贅沢なのです)


観用少女 1・2・3(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) [コミック]
川原 由美子 (著)

スポンサーリンク
スポンサーリンク