ドラマ「黒革の手帖」と比較する、リアルな銀座の世界

以前、米倉涼子さんが演じ、今回リメイクで武井咲さんが演じている黒革の手帖のドラマ。

最初は米倉涼子さんのイメージが強過ぎて、武井咲さんには無理だと思っていたのですが、意外にかなり良くて毎週楽しみに観ています。

そこで、ドラマを観ていて、私の知っているリアルな銀座の世界と少し違うなと思った点や、実際に働いていた時の裏話などもお話ししたいと思います。

高級クラブのホステスの身だしなみのルールとは

まず、仲里依紗さんが武井咲さんのお店で働いていた時のネイルの色ですが、私が勤めていた高級クラブのお店ではNGでした。

基本高級クラブの銀座のお店では、ネイルは品の良い色を求められます。

あと、髪の毛のセットも仲里依紗さんも含めて結構高級クラブのホステスらしからぶ髪型の方がいました。

叶姉妹さんのように存在自体がゴージャスの方ならば別ですが、基本的には美容院で”いかにも美容でセットしてきました!”という髪型にしてもらうのが基本です。

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銀座界隈での暗黙のルール

仲里依紗さん演じる山田波子さんですが、実際多分銀座にいたら、噂が広まってまずどこのお店も雇ってくれない気がします。

ちなみに、この噂話が広まる速度ですが、早くて当日遅くても次の日までには殆どの人が知っているという程の驚異的速さで広まります。

銀座での暗黙のルールの違反行為。

銀座の高級クラブでは永久指名なので、働いているホステスが他のお店に移動しない限りは自分の指名客に変えることは出来ません。

あと、どんなにお客様が望まれても、担当ホステスの許可、もしくはお店のママなどの許可なしに同伴やアフターをするのもNG行為です。

そのような銀座のルールが守れない人や、揉め事を起こす人は当たり前ですが遠慮したいと思うのが銀座の高級クラブのお店だと思います。

ただ、全てのお店が本当にNGなのかと問われると、考え深いものがあります。

銀座の高級クラブのホステスにとってお客様は財産です

銀座ではお客様のお名刺、担当のお客様の数もホステスには資産(財産)なので、移動する時を常に考慮して掴んでおきたいと考えます。

担当ホステスがいないところでこっそり連絡先を交換したり、人によっては枕営業をして裏で自分のお客様にするホステスも少なくはありません。

しかし、この枕営業ですが、こちらの噂も驚異的スピードで広がるので、移動する際もかなり色目で見られる可能性はあります。

真矢ミキさん演じるママさんが、武井咲さん演じる原口元子さんに「お店を出すお金をどうしたのか?」と不思議に思うのは、そのような噂などが耳に入ってこないからだと思います。

結構銀座のネットワークは繋がっているので、どこのお店に誰が出入りしているか。

誰と誰がどこを歩いていたかなども、直ぐに噂となって広まります。

ヘルプとしてでも人気が高くなれば、他のお店から引き抜きの話などもよくあるのが銀座の世界です。

引き抜きの時には、そのホステスの抱えている売掛なども全て精算をして支度金というお金も動きます。

持っているお客様の人数が多いほど、その支度金の額は高額が用意されます。

大体人気ホステスで100万は最低でも支度金は動くと考えて頂ければ良いと思います。

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銀座の高級クラブのホステスでも枕営業はあるのか

最新話で武井咲さん演じるママがホステスにお金を渡して、お客様の元に行かせる行為(身体の関係も込み)、こちらの行為もお店によってはよくある行いだそうです。

ただ現実の世界では、100万円のお金をもらえるということはなく、ホステス業の延長にその行いがあるので誤解はしないようにして頂きたいです。

働いていると分かるのですが、売り上げのあるホステスさんは殆どの方が枕営業をしています。

愛人となり、パトロンになってもらうことを考慮すると、もはや枕営業とは呼ばないかもしれませんが。

どの関係が今も続いているかは別としても、昔そのような関係で今も縁が続いていてお店に来てくれている流れなどもあるみたいです。

私が少し深くお話しして仲良くなった高級クラブの売上上位に入るホステスさんたちも大体お客様と関係を持っていました。

当然ですがお相手は大学病院の理事長だったり、薬品関係の代表取締役だったりと、かなりの肩書のある方たちばかりなので、ここぞという時は相手を選んでそのような営業もするようです。

銀座の高級クラブと普通のお店との違い

これはやはりまずはホステスのレベルです。

多分人によってはそんじゃそこらの芸能人よりも綺麗だと思う人が沢山います!

初めて私も働いたお店のママに会った時は、こんな綺麗な人が普通にいるのかと驚きました。

しかも、何故かオーラ?まとっている空気が違い過ぎてスポットライトでも持参しているくらいに存在が眩しかったです。

銀座の高級クラブでのお釣りのお札は全て新券(新札)を用意します。

ドラマを観ていて疑問に思ったのは、武井咲さん演じるママが自分で売り上げ計算などをしていたことです。

新券に変える業務もママ本人が行っているのでしょうか?

結構この新券の交換ですが、銀座にある銀行では当たり前の行いのため、銀行によっては手に入らないこともあるそうです。

そういう時は新橋の銀行まで足を運んで、釣銭のお札全てを新券に揃えるというのですから驚きます。

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他にはホステスが同判時にお客様にご馳走をしたり、旅行に行った時にお客様に渡すためのお土産などを買ってきた場合の料金は全て「立替」としてお客様の伝票に加算されます。

それを知っているのか知らないでいるのか、伝票に書いてあるのだから気付いてはいると思いたいけれども、お土産を渡されたり、お店に来た時に手土産などを渡されて喜んでいるお客様を見ると、なんとも微妙な気持ちになります。

ちなみにこの立替ですが、お店によって上限は決まっていて、最高でも10万ほどつけることが可能です。

銀座の高級クラブではツケ支払いが可能なのですが、お客様によっては滅多にこれはホステスが許さないので起きないとは思いますが、稀に何百万とつけをするお客様がいらっしゃいます。

中には何百万のツケを支払わないまま飛んでしまう(消えて逃げてしまう)お客様もいて、その支払いは全てホステスが被ることになります。

当然これはホステスに限らず、ママでも同じです。

私の知っているママさんは300万ほどツケをされて信頼されているお客様に逃げられましたが、毅然とした態度で期限(お店によるとは思いますが、ツケの期限がお店にはあり、信頼関係のあるお客様だと最高でも半年まで待ってもらえますが、大体は三か月くらいだったと思います)に全額現金で支払われたと聞きますから、凄いです。

などなど、銀座の高級クラブと言われるだけあって、他では味わえない出来事が沢山あります。

そういう背景も念頭に置きながら、今後の「黒革の手帖」のドラマを観るのも面白いと思います。

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