仕事に対して疑問や、働き方などに躓くと、昔から何度も読み返してしまう漫画があります。
その一冊が紹介したい漫画「サプリ」です。
以前ドラマ化したことがあるらしいので、知っている人も多いかもしれません。
主人公は恋愛に不器用で、真面目な性格の仕事に生きている30歳間近の広告代理店に勤めている女性です。
けれども作品内には様々な女性が出てきます。
40代で独身でバリバリ働いている女性。
結婚をしていて、外見完璧の中身サバサバの性格の営業女性。
短卒で結婚願望のある経理の女性。
フリーのコピーライターで自称不倫をしている女性などなど。
その時々によって、必ず仕事に躓いたり人生に躓いたりしている自分に当てはまるキャラに出逢える気がしていつも何かあると開いて読んでいます。
出てくるキャラたちが皆大手でちゃんとした収入を得ている段階で、自分とは比べられないと言われたらそうなのだけれども、それでも働いていることには変わらないし、今後も働き続ける女性には支えになる時がある漫画ではないでしょうか。
こんな女性に読んで欲しい
これから働く女性や、今働いている女性に読んでもらいたいです。
仕事をする時に気を付けたい意識や、働く上で大事なことや、周囲の人が実は思っていることなども、結構赤裸々に描かれていると思いますし、働きながらの出逢いにしても、結婚にしても、恋愛にしても、読む時の心情によっては考えさせられたりもします。
そして必ず読み終わると、読む前に仕事を辞めたいと弱気になっていた気持ちが、もっと仕事をちゃんと出来るようになりたいとか、正社員とか安定した仕事をして自立したいと思います。
それくらいにこの作品に出てくる女性は素敵で魅力的な人が多いです。
あと、とにかく強いです!
今世の中では女性の社会進出を強く推していますが、本当にこの漫画を読むと、これくらいに強くないと女性は社会で生きていけないということが分かります。
あと、就職をして社内恋愛を考えている人なども、同じように考えている女性キャラがいるので参考になるかもしれないですし、長く付き合っている彼氏がいて、結婚にまで行かない人、不倫をしている人、恋愛依存で苦しんで仕事に支障を出す人など、出てくるので、自分がどのキャラで周囲からどういう風に思われているのか客観的に知りたい人にもオススメです。
あと、私は田中さんが主人公の藤井さんよりも好きなので、そういう女性を目指すにはどうしたら良いのかなと、なんとなく男性化している気がした時は読み直して研究したりするときもあります。
やはり仕事をしていて、女性らしい服装や髪形、話し方や立ち居振る舞いをわきまえて”武装”している人はかっこ良いと思いますし、同じ女性としても見ていて憧れます。
作品内には新入社員の研修の時に主人公の藤井さんが新入社員から『配属をされてから「これは自分のやりたかったことじゃない」って思ったことはないですか?』という質問に、『そもそも自分のやりたい仕事があらかじめ社会に職業として用意されているわけないと思いますが?』と答えるシーンがある点でも、これから働く女性や、4月働き始めた新入社員の女性の方々には是非読んでもらいたいです。
「サプリ」漫画内に登場する名セリフなど
・テンパってる時ほどきっちり謝る
・40すぎたら状況、表に出すもんじゃないのよ!
・疲れた顔した女に仕事頼もうなんて思わないでしょ?笑顔ひとつで仕事回るなら安いものよ♡
・努力が評価されるのは義務教育まで!
・男はそのまま仕事してれば男らしいって言われるけどさ、女は化粧しないと女らしいって言われないからさ
・2時間しか寝れない時はあえてキツめのスーツに着替えてソファで寝るべし!
・「忙しかった」は理由ではなく言い訳です
・自分の中の弱いところ、認めたくなくて攻撃的になる
・恋をしなければ私はいい女じゃないかと思う。恋をしなければ気が付かずに済むこと。自分はいろいろな”都合”でできていて、それは”男向き”ではない
・結婚したくらいじゃね、人生変わらないのよ
・服とか流行とかおいしいものとか武器は揃っているのに、いっぱいあるのに、たったひとつ持ってないもの”かわい気”
・”かわい気”は惜しみなく出すもの。そして”かわい気”は高等技術、老若男女問わず使える人を選ぶ
・仕事は女を救わない
・25すぎたら赤ずきんも食べられるためにワナをはる
・策を練るのは罪じゃないのよ。そろそろそういう年齢よ。ワザのひとつも身につけないと、だんだんつらくなる
・人生どうしたい?いやまあ実際1日のうちほとんどの時間仕事に使ってるじゃない。だからさー意図しなくても仕事=人生なわけよ。藤井は頭いーからいろいろ見えちゃうんだろうけどさ、失敗ばっか気にしてる仕事の仕方してるとさ、人生にもそれが染みついちゃうよ
・ほめられるって気持ちいいでしょ?もっとたくさんほめられなさい。そして自信をつけなさい。自信のある子だけが次に行けるの。それがいちばん女の子をきれいにするの。私たちはそのために仕事しているんでしょう?
・謝っちゃえば楽でしょうけど、それは解決ではないのよ
・任された仕事、女同士の仕事、もう面と向かって叱られたり謝れば済む年でもないってことだ
・働いていると女もオヤジ化するけど、男もオバサン化する
・「完璧な女」だ。「武装」なんだな
・友情ね。女にね、そんな永遠ぽいもの口にすんな。名前すら変わる様な生き物に
・私たちってたくさん持ってるじゃない。仕事もオシャレも趣味も美味しいお店も知ってるし、株から遊びも経験も。なのに恋愛だけが私たちを傷つける。くやしくない?もうそれだけでおなかいっぱいになる歳でもないのに
・男ひとりに支えきれる程度の人生かよ!
・頭の下げ方でその人の仕事がわかる気がする。下げるたびに少しずつ何かがこぼれてる気もするけれど
・女の人って謝らないでしょ仕事で。僕の偏見だけど上手く回ってるうちは調子よくても、いったんミスが生じると急に”私が”出て被害者になったり、レスポンス遅くなったり、仕切る立場の人にそれやられると辛いんだよ。”仕事は自己実現”なんて言われてるけどさ、パーツにもなりきれない人が多い中で、実際藤井さんみたいに丸謝りして場をおさめるのはめずらしいよ。仕事の真価ってミスした時に出るものだからさ
・”都合のいい男”が”いい男”よ、働いているとそーよ。こっちが歩みよる余裕ないぶん、都合のいいポジションに置いとく手綱具合が重要なのよ!
・辞めるわよー毎日「明日辞めてやる!」って誓ってるわ。その誓いをつい破っちゃうからねーザンネーン。私自分に対してもウソツキだからさ♪でもそれが女子の強みでしょー♪刹那的だから今一生懸命できちゃうんじゃない。だから美しい未来を信じて疑わない若い子ってキライ
・最初から何もなければ平気だった。でも一度知ってしまったぬくもりを取り戻すためにあいてしまった穴を埋めるために”そのためだけに生きてもいいって思う”カミサマっていうのはきっと失くしたものの代替だ
他にもまだまだ名言はあるのですが、書いたら永遠に続きそうなので、続きは是非読んでみて下さい。
この言葉以外に自分だけの名言も見つかるかもしれません。