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甘酒の健康と美容効果
少し前から甘酒の健康と美容効果が凄いと話題になっています。
甘酒には酒粕と米麹の2種類がありますが、以前は手軽で簡単に作れることから、酒粕の甘酒を愛飲していたのですが、今は病院からの推奨もあり、米麹の甘酒飲みを飲んでいます(お料理をする時は酒粕を使用することはありますが)。
でも酒粕も米麹もそれぞれ良い点があるので、いくつか紹介したいと思います。
栄養化での比較
何故、米麹の甘酒を今は愛飲しているのかと言うと、酒粕は基本的にお酒を製造する上で出てくる粕なので、栄養化的には米麹より劣るというところです。たんぱく質やビタミンB1などは豊富のようなのですが、アルコール分も多少残るのと、甘くないということから、甘酒を作るにはお砂糖を使用するという点で、ダイエットには向きません。
米麹の甘酒は、ビタミンB1・B2・B6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸の栄養分が入っています。「飲む点滴」という別名があり、美容や健康に良いと言われる理由はこれが理由です。
江戸時代などでは、夏バテの防止に甘酒を飲んでいたそうです。
効果での比較
酒粕の効果:食欲増進、糖尿病予防、ストレス緩和、貧血予防
米麹の効果:疲労回復、便秘解消、アンチエイジング、高血圧予防
他にも酒粕には「睡眠の質を上げる」という利点があるそうです。
酒粕の甘酒には豊富な清酒酵母が含まれているのがその理由だそうです。
清酒酵母には、アデノシンという脳内物質を活性化する働きがあるといわれていて、日本酒にも含まれてはいますが、酒を絞った後の酒粕のほうの多く残るので酒粕の甘酒を飲むのが質の良い睡眠に繋がるということです。
質の良い睡眠により得られる効果:成長ホルモンが分泌、免疫力アップ 他
米麹で作られた甘酒は、お米を麹菌で発酵させて作ることから、善玉菌を体内に取り入れることが出来ます。その結果、善玉菌により腸内環境が改善されて、免疫機能を高める効果に繋がるそうです。
他にも食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれています。腸内に消化しきれない残りカスなのが増え続けると、悪玉菌に悪性の腐敗ガスが増えていき、肌荒れや乾燥肌などの肌トラブルが増えていくそうです。
オリゴ糖は体内の善玉菌の餌になるので、善玉菌をどんどん増やしていってくれます。
私たちの体全体の免疫細胞の約60%は腸にあるといわれていて、この腸に集まっている免疫細胞を善玉菌が活性化してくれるそうです。
それにより肌トラブルや免疫力アップの改善につながるとのことです。
飲むタイミングは美容ドリンク同様に、眠る2時間前。飲む量はコップ1杯(200cc)ほどが理想とのことです。
働いている人の中では帰りが遅くて夕飯が遅くなりがちの人も多いと思います。
眠る前に沢山食べすぎたりすると、胃もたれや、消化されないまま次の日の朝を迎えるということもあると思うので、夕飯を甘酒一杯に変えてみるのはいかがでしょうか?
ちなみにどちらの甘酒の効果なのかは定かではないそうなのですが、飲み続けると「目の下のクマが改善」されたり、「美白美肌効果」、「髪の毛をツヤツヤ」にする効果にも繋がるそうです。
米麹の甘酒の作り方
今のトレンドは水筒で作る方法のようです。
私は水筒ではなく、炊飯器で作るので、とりあえず2種類の作り方をご紹介したいと思います。
水筒を使った甘酒の作り方
※cookpadより転記(http://cookpad.com/recipe/2101901)
【材料】
米麹 200g
もち米(普通のお米でも可)1合
水 1000cc【作り方】
1.米を軽く研ぎ、鍋に米と水を入れ柔らかくなるまで30分~1時間ほど炊く。(炊飯器のおかゆモードで炊いてもよい)
2.炊き上がったら、かき混ぜながら65度まで冷ます。ステンレスボトル(保温水筒)に熱湯を注ぎ、温めておく。
3.米麹をほぐし、冷ましたおかゆに加えてよく混ぜる。混ぜて数分で、糊状のおかゆがサラサラに変化する。
4.温度が下がり過ぎているようなら湯煎にかけ、常にかき混ぜながら60度まで温め直す。
5.ステンレスボトルの湯を捨て、おかゆを入れて保温する。発酵むらを防ぐため、2時間ごとにかるく振って混ぜる。
6.8~10時間ほど保温すれば完成。温めても冷やしても美味しい。おろし生姜と塩ひとつまみで、さらに美味しさアップ。
7.保存は必ず冷蔵庫で。低温に保つことで、発酵を遅らせる。保存期間は、1週間。長く保存すると乳酸発酵が進み、酸味が出る。
8.長期保存したい場合は、80~90度で火入れした後に冷蔵。酸っぱくならずに、1ヶ月ほど保存可能。
炊飯器を使った甘酒の作り方
※cookpadより転記(http://cookpad.com/recipe/2101901)
【材料】
米 1合水 炊飯器の2.5合メモリ分麹 200g【作り方】
1.お米を洗米して1時間以上水に浸しておく。2.5合のメモリに水を合わせて、柔らかめのお粥を炊く。
2.麹をバラバラにほぐす。 (手で簡単にほぐれます)
※ビニール袋に入れてほぐさないともけもけが飛びます。3.①のお粥を60度くらいまで冷まし、②の麹とよく混ぜ合わせて、押さえながら表面をならす。
4.炊飯器の「保温」モードで55~60度を保ちながら、6~7時間発酵させる。
(炊飯器の蓋はせずにタオルなどをかけておく)5.途中で何度かき混ぜて温度を均一に。少し黄色みががり甘みが出てきたら甘酒の素完成!(お好みの甘みで発酵をSTOPさせる)
6.甘酒の素はタッパーなどに入れて冷蔵庫で保存(2週間程度可能)
飲むときは子鍋に移して水を加えて沸かしてから飲みます。7.お好みで、しょうがを入れるとさらに美味!牛乳で割ったり、冷やしても美味しいですよ。砂糖の代わりに調味料としても使えます。
私のオススメの飲み方
私は毎朝朝食に米麹の甘酒を飲むのですが、牛乳もしくは豆乳を1:1の割合で割って飲みます。
豆乳には大豆イソフラボンという成分が含まれていて。その成分は抗酸化物質で、抗酸化物質は活性酸素をやっつける働きをしてくれるので、米麹の善玉菌との相乗効果で肌荒れに効果があるそうです。さらに豆乳にはビタミンB群も豊富なのでシミやシワの改善にも繋がります。
その割った飲み物に、きな粉や、ミロ(あの緑のパッケージの昔からあるココアのような飲み物)を混ぜて飲んでいます。
朝食は必ず取った方が良いという説がありますが、前の日の夕飯を取った時間にもよりますが、現代はやはりお仕事をされている人が多いと思うので、食べる時間はどうしても遅くなってしまうと思います。
遅く食べた後に、朝に再度普通にパンやごはんを食べたらさらに胃腸は負担をかけられて消化が鈍くなってしまう気がするので、私は極力朝食は液体で尚且つ栄養のあるものを取り入れようと心がけています。
以前はスムージードリンクや、チアシードなども作って飲んでいたのですが、これがなかなか続けるのが困難で、身体も冷たいお飲み物を摂取ということで冷えてしまうこともあり、最終的に挫折してしまいました。
そこで色々試した結果最終的に落ち着いたのが、甘酒とミロときな粉を牛乳と豆乳で割るという朝食メニューです。
まず、ミロ、15グラム(一杯分)あたり⇒約60キロカロリー、牛乳150ミリリットル⇒約104キロカロリーだそうです。ミロは思ったよりもカロリーは低いそうで、その割に栄養豊富なため、かなり効率が良いのです。
ミロにはちなみに、カルシウム、ビタミンD、鉄分、ビタミンB1・B2の栄養が入っています。
そういう意味でも朝食変わりに甘酒ときな粉とミロを牛乳か豆乳で割った飲み物を摂るというのはとても良いことが分かると思います。
多分続けていくうちに太りにくい体型にもなると思います。
朝食や夕食を甘酒に変えて、お昼は好きなものをガッツリ食べる!となると甘酒はダイエットをしている人には理想的な飲み物なのではないでしょうか?
ダイエットをしている人に限らず、健康で美しくありたいと思っている女性に是非甘酒生活をオススメしたいです。
寒い時期にはショウガを摩り下ろして飲むのも身体が温まって美味しいので、是非試してみて下さい。