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「魔法少女育成計画」とは
『魔法少女育成計画』(まほうしょうじょいくせいけいかく)は、遠藤浅蜊による日本のライトノベル。イラストはマルイノが担当。このライトノベルがすごい!文庫(宝島社)より2012年6月から刊行されている。「16人の魔法少女による生き残り合戦」というサバイバルアクション小説。2015年9月にアニメ化が発表されて、現在6話まで放送済。
※ネタバレ含みます
16人の魔法少女紹介
スノーホワイト(cv:東山奈央)
本名:姫河小雪(ひめかわ こゆき)
周りが魔法少女を卒業していく中、ひたすら魔法少女を信じ続けた中学2年生。
性格は『うっかり者』『正義感が強い』『妄想癖がある』
魔法:困っている人の心の声が聞こえるよ
周囲の人が困っている場合、その人の心の声が聞こえてくる。
辺りの状況や自分の体調によって可聴範囲は変化する。
リップル(cv:沼倉愛美)
本名:細波華乃(さざなみ かの)
一人暮らしをしている高校2年生。トップスピードとはなんだかんだで相棒に。
魔法:手裏剣を投げれば百発百中だよ
投げたものを目標に命中させる。
目標は投擲時に決定し、投げた後に変更することはできない。邪魔さえなければ、目標と逆方向に投げたとしても命中するが、投擲物が目標に当たる前に運動エネルギーが加えられた場合、命中しない場合がある。目標物として定められるのは、視界内にあるもののみ。
カラミティ・メアリ(cv:井上喜久子)
本名:山本 奈緒子(やまもと なおこ)
N市の暴力団「鉄輪会」に雇われ、彼らのために「人助け」をして報酬を得ている39歳・主婦。夫と娘を虐待して、離婚歴あり。
魔法:持ってる武器をパワーアップできるよ
あらゆる武器の性能を上昇させる。
単純な強度や威力だけでなく、銃器であれば射程や連射性能、耐久度等々、さまざまな性能が上向く。ガソリンやロープ等、本来武器でないものでも、メアリ本人が武器として認識したなら魔法の効果が及ぶ。魔法の効果は永続的。本人の手から離れても魔法は持続する。
ルーラ(cv:日笠陽子)
本名:木王 早苗(もくおう さなえ)
N市の廃寺王結寺を拠点とし、複数の魔法少女を従えリーダーとして君臨する社会人。
過去にカラミティ・メアリと闘って敗北し、彼女に復讐心を抱いている。エリート気質で非常に傲慢で思いやりのない性格であり、現実世界魔法世界を問わずリーダー風を吹かせて周囲を従わせているが実際の人望は皆無。
魔法:目の前の相手になんでも命令できるよ
相手に、任意の命令を実行させる。
ただし、「王笏を向けポーズをとらねばならない」「命令をしている間はそのポーズをとり続けなければならない」「ルーラの名の下に命じなければならない」「相手との距離は最長で5メートル」「言葉が聞こえる状況、通じる相手でなければいけない」等の条件をクリアする必要がある。命令を実行し終わるか、条件を満たさなくなった時点で魔法は解除される。
たま(cv:西明日香)
本名:犬吠埼 珠(いぬぼうざき たま)
気が弱く、強く出られると逆らえない。ルーラに従う。
魔法:いろんなものに素早く穴を開けられるよ
自分で掘った穴を、瞬時に直径1メートル、奥行き5メートルにまで広げる。ほんのわずかな傷であっても穴として認識されるが、全く傷つけることができない場合は無効。掘ったばかりでなくても、穴が視界内にあれば、いつでも魔法を使用可能。
ねむりん(cv:花守ゆみり)
本名:三条 合歓(さんじょう ねむ)
働くことが苦手な怠け者。夢の中でばかり活動する24歳・ニート。漫画版ではスノーホワイトとラ・ピュセルの教育係であった。
怠惰ではあるが温和で明るく誰とでもすぐ打ち解けられる。このため、魔法少女間ではもっぱら相談窓口となっている。
魔法:他人の夢の中に入ることができるよ
「夢の世界」内で自由に行動することができる。
「夢の世界」は、すべての人間が見ている夢に繋がっている。そのうち、ねむりんが、現実世界で出会ったことのある者の夢には、自由に行き来ができる。夢の中では絶対的な力を持ち、あらゆることを実行可能。また、夢の中で発生したことは、部分的に現実にフィードバックする。
トップスピード(cv:内山夕実)
本名:室田 つばめ(むろた つばめ)
陽気でさばけた姉御肌。世話焼きが行き過ぎて後輩魔法少女から鬱陶しがられることもしばしばある19歳・主婦。
魔法:猛スピードで空を飛ぶ魔法の箒を使うよ
固有アイテムとして空を飛ぶ魔法の箒を持つ。
定員は2名。最高速度は現代の戦闘機を凌駕するほどだが、その状態で通常の物体に衝突しても壊れることはない。
ハードゴア・アリス(cv:日高里菜)
本名:鳩田 亜子(はとだ あこ)
N市では16人目となる魔法少女で、誰かを探している中学1年生。
魔法:どんなケガをしてもすぐに治るよ
非常に強力な再生能力を持つ。
どれだけ細かく体を分断されても、決して死ぬことはなく、破片のうちの最大のものから完全体にまで復活する。また、毒や窒息など、物理攻撃以外の方法で致死ダメージを与えられても、魔法で新鮮な体組織が作り出されるため、死には至らない。再生スピードはゆっくり。ただし、再生速度以上のスピードで継続的にダメージを与えても、完全に消滅させることはできない。
ラ・ピュセル(cv:佐倉綾音)
本名:岸辺 颯太(きしべ そうた)
数少ない「変身前が男」の魔法少女で、姫河小雪(スノーホワイト)の幼馴染の中学2年生。
出会った時からスノーホワイトが小雪だという事を知っており、彼女の「騎士」になると決意し一緒に行動する。
魔法:剣の大きさを自由に変えられるよ
固有アイテムである大剣の大きさを変化させる。
自分で持てるサイズが上限であり下限。大剣が手から離れていても、視野内にあれば魔法を使うことは可能。
スイムスイム(cv:水瀬いのり)
本名:坂凪 綾名(さかなぎ あやな)
ルーラに従う。感情表現に乏しい。本質的には聡明であるが自我が弱く、他者の言葉に非常に影響されやすい。
魔法:どんなものにも水みたいに潜れるよ
自分の体を物質透過させることが出来る。
本人が物質と認識している物なら何でも透過が可能。音と光は透過できない。
森の音楽家クラムベリー(cv:緒方恵美)
魔法:音を自由自在に操ることができるよ
音を衝撃として発声させられる他、他人の声色を真似る事も出来る。魔法の特性的に本人の聴覚が異様に鋭い。
ミナエル(cv:松田利冴)
本名:天里 美奈(あまさと みな)
魔法:生き物以外の好きなものに変身できるよ
材質を問わず生命以外なら何でも変身が出来る。無邪気で明るく人懐っこいが心根は軽薄かつ冷酷。倫理観も欠如している。
ユナエル(cv:松田颯水)
本名:天里 優奈(あまさと ゆな)
魔法:好きな生き物に変身できるよ
生命であるなら外見、質量を問わずに変身できる。性格は美奈と同様。
ヴェス・ウィンタープリズン(cv:小林ゆう)
本名:亜柊 雫(あしゅう しずく)
魔法:何もないところに壁を作り出せるよ
任意の壁を創造できる。材質などは現在居る地形に依存する。
シスターナナ(cv:早見沙織)
本名:羽二重 奈々(はぶたえ なな)
魔法:好きな人の力をめいっぱい引き出せるよ
任意の相手の能力を格段に上昇させられる。
マジカロイド44(cv:新井里美)
本名:安藤 真琴(あんどう まこと)
背中にはランドセル型大型ブースター、腰部にウェポンラック、各所に姿勢制御用小型ブースター、対閃光用素材でメインカメラを覆い、素肌の質感と鋼鉄以上の強度を併せ持つマジカリウム合金で作成されたロボット……という設定らしい。
魔法:未来の便利な道具を毎日一つ使えるよ
バックパックからランダムに四億四千四百四十四万四千四百四十四の「未来の便利な道具」のうちから一つを取り出す事が出来る。
その日限りの使い捨てで、何が出てくるかは本人にも予想が出来ない。
第1話あらすじ
ソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」には、何万人かに一人の割合で本物の魔法少女になれるという噂が存在していた。幼い頃から魔法少女に憧れていた中学生、姫河小雪もゲームをプレイするひとり。ある日、いつものようにゲームをプレイしていると、マスコットキャラクターのファヴが突然、小雪に語り掛け、本物の魔法少女に選ばれたことを告げる。
第2話あらすじ
マジカルキャンディー獲得数の少ない者は一週間に一人ずつ魔法少女の資格をはく奪される。突然のファヴの発表に動揺を隠せない魔法少女たち。リップルこと細波華乃も自称”相棒”のトップスピードとともに人に役立つことを必死で捜す。そんな中、夢の中でしか活躍できない”ねむりん”だけはマイペースに過ごしていた。そして、ついに最初の脱落者が発表された。
※この回の死亡魔法少女は、ねむりん
第3話あらすじ
なんとか脱落を免れようと魔法少女達が奔走するなか、ファヴとクラムベリーとの会話記録を偶然発見するシスターナナ。その会話内容によって脱落した魔法少女の処遇が明らかになる。魔法少女達に不安と動揺が広まる中、ファヴからゲームシステムのバージョンアップの知らせが入る。
※この回の死亡魔法少女は、なし
第4話あらすじ
マジカルキャンディーを奪うためスノーホワイトとラ・ピュセルに襲撃をかけるルーラとその配下達。必死に応戦するラ・ピュセルだが、あえなくキャンディーをルーラ達に奪われてしまい、打ちひしがれるスノーホワイト。二人目の脱落者の発表と時を同じくして、黒衣をまとった16番目の魔法少女が登場する。
※この回の死亡魔法少女は、ルーラ
第5話あらすじ
平和的な解決を皆で考えようと魔法少女達に提案するシスターナナ。彼女のそんな偽善性に不愉快さを隠そうともしないリップル。挫けることなく活動を続けるシスターナナの元にクラムベリーから会いたいと連絡が入る。理解者が現れたと喜ぶシスターナナはウィンタープリズンと共に待ち合わせ場所へと赴くが。
※この回の死亡魔法少女は、なし
第6話あらすじ
突如ラ・ピュセルに勝負を挑んでくるクラムベリー。意図がわからないまま挑戦を受けるラ・ピュセル。数日後、三人目の脱落者と新アイテムの追加がファヴから発表される。コンビを組みたいと願い出るマジカロイド44に条件を提示するカラミティ・メアリ。その条件とは「一人殺してこい」というものであった。
※この回の死亡魔法少女は、ラ・ピュセル、マジカルロイド44
現段階のまとめ
・6話でクランベリーとファヴが会話をしていた流れにより、今回の魔法少女育成計画をソーシャルゲームにしたのは、ファヴの発案だった。
・クラムベリーは強者との戦闘を求めていて、今までの魔法少女の選抜試験に飽き飽きしていたことから今回のような選抜試験を導入した。
・ラ・ピュセルを事故に見せかけて殺したのもファヴの提案で、今後もまだまだ死体は増える予定らしい。
・強い人が生き残るのが今回の目的であり、強い人が生き残れない今までのやり方にクランベリーが不満を抱いて、それを今回ファヴが実現してくれたらしい。
・6話目で今までのファヴの口調も一転して「~だぽん」という可愛い口調ではなく、悪役のような口調になっており、「小賢しさや要領の良さだけで生き残ろうとしてる奴が、本物のヒーローに殺される展開さ」クランベリーに、「そっちの願いは叶えてあげてる訳だから、より刺激的な見世物が観たいっていうファヴの要望にも応えてもらうぽん」「そういう契約だった筈だぽん、マスター?」という会話により、ファヴがこの戦いの主催者ではなく、クランベリーが主催者?黒幕ということなのだろうか?
第1話目の冒頭のシーンから推測しても
この一人生き残っているのはクランベリーなのではないかと推測。
最後に生き残ったら、何か願いでも叶えてもらえるのだろうか???
今後の展開に目が離せない上に、先がますます気になる鬱アニメなのだけは確かだ!
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