【スタマイ】今大路俊 SSR悪い子は逮捕しますよ?Lv.70(あなたには敵わない)※シナリオネタバレ

今大路さんと冷ちゃんのやり取りって読んでいて本当にナチュラリーっていうか、無理がなくて入り込む隙間をまるで感じさせなくて好きです。

相当かっこ良いんだろうなと、どのキャラのお話しを読むよりも実感させられます。

もしも実写とかした場合、誰が演じてもブーイングになる気さえします。

今大路さんに愛されている玲ちゃん凄いし、羨ましいですが、実際に自分の彼氏がここまでかっこ良かったら私不安でメンタル壊れる気がします(笑)

そんな今大路さんと玲ちゃんのやり取りを是非読んで欲しいです。

あなたには敵わない

(よし、これで終わり・・・っと)

帰ってきてから俊さんがゴミをまとめて、台所の方へと片付ける。

(こうやってこまめに掃除しておかないと、この人すぐ散らかすからな・・・)

小言のひとつも言いたかったけど、それをぐっと堪える。

(前よりは少しましになったしね)

私はふうと息を吐きつつ、ソファに座る峻さんの隣へと腰掛けた。

つけっぱなしのテレビからはバラエティ番組が流れていて、今人気の俳優がゲストとして紹介されている。

泉玲「あ、この人かっこいいですね」

今大路峻「・・・・」

泉玲「ちょっと雰囲気夏目くんに似てるかも」

今大路峻「・・・・」

本を読んでいる峻さんはこちらの言葉を完全に無視するのだけれど、私も別に返答が欲しいわけじゃない。

壁にでも話かけているつもりでいると―――

今大路峻「・・・・どいつの話だ?」

ゆっくりと本から顔を上げて、話に乗ってくる。

それを珍しいと思いつつ、私はテレビを指差した。

泉玲「ほら、あの1番中央にいるかっこいい人ですよ。CMでもよく見ません?」

今大路峻「なるほど・・・あなたはああいう男性がお好みなんですね。確かに、夏目くんに似ています」

穏やかにそう言いながら、何故か峻さんが顔を近づけてくる。

泉玲「あ、あの・・・・」

今大路峻「なんですか?」

泉玲「この距離の近さは、一体・・・」

今大路峻「特に意味はありませんが?」

そう言われて至近距離で微笑まれると、どうしても心臓が高鳴る。

(美人は3日で飽きるって、絶対嘘だ)

裏も表も知ってしまったけれど、そんなもの関係なくこの笑顔にやられてしまう。

泉玲「やっぱり・・・俊さんが1番かっこいいですね」

勇気を出して素直な気持ちを口にすると、峻さんの目が一瞬見開かれる。

それからほんの少しだけ頬が赤くなって・・・・

今大路峻「あ、そ」

私からさっと離れて再び本に目を落としてしまう。

泉玲「今の結構勇気出して言ったんですけど、もっと何かないんですか?」

いじけるように口を尖らせてそう言うと、峻さんは一瞬の間を開けたあと。

泉玲「っ!!」

さっと私の唇を奪ってから、またあの微笑みを浮かべる。

今大路峻「これで満足でしょう?」

泉玲「・・・やりすぎなくらいです」

真っ赤になった顔を見せるのは悔しいので両手で隠しながらそう言うと、峻さんは小さく笑い声を上げる。

今大路峻「自分で誘っといて照れんなよ」

泉玲「さ、誘ってないですよ!それは峻さんの勘違いです!」

今大路峻「うるせー」

泉玲「!」

今度は口を塞ぐように、さっきより少し長いキス。

逃がさないとでも言うように、後頭部に当てられた峻さんの手にそっと力が込められる。

泉玲「んっ・・・」

少し苦しげに息を吐くとゆっくりとその顔が離れて・・・

峻さんは至極楽しそうな顔をして私の方を見ていた。

(もう本当にこの人は・・・!)

文句を言いたいけれど、また口を開けば今度は何をされるか分からない。

惑うように目を泳がせていると、峻さんはそのまま私を自分の膝の上へと引き寄せた。

今大路峻「本読むからここで静かにしてろ」

後ろから抱きしめられた上、耳元でそんなことを囁かれたら固まるしかない。

もうテレビも何も目に入らない私は峻さんの体に背中を預け、そのままじっと腕の中で過ごすのだった。