目次
あらすじ
キリスト教、カソリック信仰者の聖地・バチカン市国。その中に、世界中から寄せられてくる『奇跡の申告』に対して厳密な調査を行い、真偽を判別する機関がある。その機関を『聖徒の座』と言い、そこに所属する神父を奇跡調査官と呼ぶ。天才科学者の平賀・ヨゼフ・庚と、良き相棒にして友人である古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト・ニコラス。美貌の天才神父コンビが、あらゆる『奇跡』を調査し、その裏側に隠された事件と陰謀を暴いていく――(wikiより拝借)
「バチカン奇跡調査官」を最終話まで見続けての感想
とにかくこの作品は平賀神父が素敵でした。
声はもちろん(平賀神父役の声優さんは岡本信彦さんです)、話し方や思考にしても、どこまでも清く最後まで美しかった作品です。
特に最終回は平賀神父の弟さんが病気になるのですが、その弟さんは人の死が分かるという力?を持っていて自分はなんのために人の死が見えて自分の使命とはなんなのかと、悩んだまま危篤になるのですが…。
こんなに綺麗に終わって、最終話が一番素晴らしく思えて最後まで見て良かった!と思えた作品は久しぶりでした。
最後ロレンス神父が弟さんを助けてくれたことも、平賀神父の人柄もあってだと思います。
最終話は「サクラメント」がキーワードのお話だったのですが、その終わりとともに、サクラメントのタイトルのEDが流れるのもなんとも言えない気持ちで胸がいっぱいになりました。
※「サクラメント」とは
サクラメントは、キリスト教において神の見えない恩寵を具体的に見える形で表すことである。それはキリスト教における様々な儀式の形で表されている。
ただし現在のキリスト教においては教派によってその指し示す内容、さらには日本語訳として用いられる表現も異なっている。例えば、カトリック教会では秘跡、聖公会では聖奠、プロテスタント教会では礼典、正教会では機密と呼ばれる。
ラテン語に由来する”Sacrament”(サクラメント)は、西方教会では一般的な用語であるが、正教会ではギリシア語の”μυστήριον”(ミスティリオン)や、これを語源とする英語の”Mystery”(ミステリー)などが用いられる。日本の正教会でももっぱらギリシア語からの直訳的な機密との呼称を用い、これを「サクラメント」と呼ぶ事はない。
他方、キリスト友会や救世軍のように、サクラメント自体を否認する教派も存在する(wikiより拝借)
私は特にどこの宗教に所属していないのですが、この作品を見ると神を信仰したくなり、神父様凄い!!!ってなりました(笑)
1話からずっと奇跡、奇跡とは言ってはいて、いつもは台詞の1つとして聞いていたのですが、最終話は思わず声に出して「奇跡凄いーーーー!」「キリスト教凄いーーーー!」って叫んでしまったくらいです。
それにしても平賀神父は本当に美しかったです。
岡本さんが演じたキャラの中で一番好きになってしまった作品かもしれません。
このアニメはバチカンからの依頼で奇跡の調査をする2人の話なのですが、旦那様はいつもこの作品を「BLアニメ」と呼んでいました。
それくらいに平賀神父とロベルト神父の絡みは時々変な色気が漂っていてエロかったです。
けれども、この作品においては、人間愛っていう方が強く感じましたので、旦那様には「これはBLに見えてそうではないよ」と伝えておりました。
作品もそういう雰囲気で意図的に描かれているのか、神父様たちを描いているから必然的にそうなってしまったのか、基本的に男性しか出てきませんでした。
女性が出てきても、女性は醜い生き物のように描かれていたり、頭がおかしくなっていたりという感じなので、BL好きの方にはかなりオススメの作品です。
あまりにも終わり方が綺麗で、2期も是非いつかまたして欲しいです。
ネットの最終話の感想や、この作品に対する感想などを拝見すると、中には批判的な意見も目にしたのですが、個人的には最終話を見た後に、最近の自分自身に対して考えさせられ、今の自分を改めたく思えたので、そういう意味でとても良い作品だと言いたいのです。
個人的感想なのですが、私の中で良い作品というのは、考えさせられる作品だったり、今の自分の悪しきところを気付かせてくれる作品はとても良い作品だと言いたくなります。
人との出逢いはどんな短い時間でも、誰かと繋がっているのだなとも思いました。
よく人生には意味のないことはないと聞きますし、言いますが、本当にそうなのでしょうね。
平賀神父と弟さんを見ると、清く正しく生きた先に奇跡は訪れると思いました。
お話の中だからと言われたらそれまでなのですが、それだけでは終わらないくらいに平賀神父はとても簡単には真似できないくらいに素敵な言動をするので、是非奇跡を自分でも起こしたいと思う人がいたらそういう人にも見てもらいたい作品です。
見続けて良かったです。
アニメ制作に関わった方々、お疲れ様でございました。
良い作品を見させて頂き、気付きを与えてくださってありがとうございました。