アニメ「Code:Realize 〜創世の姫君〜」1話目感想 ※ネタバレ含みます

目次

あらすじ

猛毒を全身に宿す少女・カルディアは、怪物として恐れられ、英国軍に捕らわれる寸前、泥棒紳士ことアルセーヌ・ルパンと出会った。彼の手引きで機鋼都市ロンドンへ来た彼女は、様々な人々に出会うのであった(wikiより拝借)

◆原作のゲームの説明◆
本作は、架空のロンドンを舞台に、触れたものを腐敗させる性質を持った少女と、アルセーヌ・ルパンをはじめとする紳士たちが「コード:リアライズ」と呼ばれるテロ計画に立ち向かう様子を描いた乙女ゲームである。
2015年8月15日・16日に開かれたオトメイトの自社イベント『オトメイトパーティー2015』にて、ファンディスクとテレビアニメの制ほ作の決定が発表され、このうちファンディスクである『Code:Realize 〜祝福の未来〜』は2016年11月24日に発売された。
2017年8月24日には本作とファンディスクをまとめたPlayStation 4用ソフト『Code:Realize ~彩虹の花束~』が発売された(wikiより拝借)

1話目「ロンドン・スチーム」感想

ゲーム雑誌を買っていた頃にこの作品が発売されると知った時は、毒姫という設定が三原ミツカズ先生の作品のパクリのように思えて嫌悪し購入しませんでした。

ある時なにかゲームで高評価な作品は何か検索した時に、最近発売された中でこの作品が圧倒的に評価が良く、とてもずっと気になっていた作品です。

欲しい欲しいと思ったまま続々とFDなども発売されて、今ではゲームを購入してもする機会がないと諦めて自分に言い聞かせていました。

今回アニメ化まで決まり、ゲームが欲しい熱が再発しましたが、作品を観てから考えようと思ったのですが、これはー!!!

期待以上に出だしから入り込んでしまいました。

まず作画がかなり嫌じゃない!!

主人公の女の子の早見さんの声も凄く良いし、テンポもなんかとても良いです。

しかも、主人公である女の子は怪物と呼ばれていて触れたら相手に毒を与えてしまう…最初の方で眠っている女の子を起こしたイギリス兵士が触れた時に手がヤケドのように爛れていました。

そんなイギリス兵士を泥棒であるルパン(cv:前野智昭)とインピー(cv:森久保祥太郎)が襲い、女の子に手を差し出すのですが、女の子は怯えて手を出しません。

すると、

「なんか毒を持っているんだって?その手につけている手袋は、毒を防ぐためのものなんだろ?俺を信じろ!」

と言って女の子の手を取りお姫様抱っこをするだけでも、もうメロメロ(笑)

「改めて名乗らせて頂きましょう。私の名前はアルセール・ルパン、訳あってあなたのハートを盗みにきました」

なんだよそれ!かっこ良すぎる!!!

この作品のゲームの感想に人に愛されることがなかった女の子、カルディアが初めて愛され、愛を知る作品のように書かれていたのですが、これは…かなり良い。

ルパンとインピーは、フラン(cv:柿原徹也)とサン(cv:平川大輔)と一緒に暮らしていてカルディアをお家に連れてきます。

カルディアのお父様がかなり有名な人で、この世界のイギリスが栄えたのもこのお父様のお陰らしいです。

で、そのお父様の一番の功績がホロロギウム?とかいうものの発明で、それを娘であるカルディアに埋め込んだとのこと。

カルディアはそれをルパンたちから聞いて、何故自分の身体にこのような毒が宿っているのか知らなかったと言います。

ルパンはカルディアの部屋を用意して案内をするのですが、カルディアの身体は触れるものを溶かしてしまうようで、服などは毒に溶けない素材で出来てるそうです。

お屋敷のベッドなどは服と同じ素材で出来ているから大丈夫だけれども、ルパンの用意した部屋の素材では溶けてしまう。

けれども髪の毛は触れても溶けないということで、仰向けに眠れば大丈夫とのこと、何やら体液に触れたら相手を殺すというレベルではない毒姫…もはや毒姫というより作品内通り怪物と言われる所以が分かる気がします、こんなに可愛いのに気の毒過ぎます。

ルパンはフランにどうにか出来ないか聞いてみるので、それまで頑張れと言います。

すると、カルディアはルパンに「自分はいつお屋敷に帰してもらえるのか」と尋ねます。

ルパンは俺は「お前のハートを盗むためにやってきたのだから…」と言いかけたらカルディアが突然服を脱ぎ出しているではないですか!!と思ったら胸元に埋め込まれたホロロギウムを見せて、「ハートってホロロギウムのことでしょ?どうしてみんなこれを欲しがるの?私は何も知らない。お父様のことも、自分のことも、私は2年前までの記憶がないから。教えて、お父様はどうしてこんなものを私に?」とルパンに言います。

ルパンはカルディアにとりあえず服を着るように言ってから、お父様のことで知っているのはさっき話したことだけだが、なぜホロロギウムが狙われるかは知っていて。昨日カルディアを連れ出したイギリス兵士は黄昏というグループに雇われた人たちだそうです。

そして、その黄昏というグループの人たちはホロロギウムを手に入れてロンドンを転覆させるテロ行為を目論んでいるのだとか。ルパンがカルディアを連れてきたのは、そのテロ行為を阻止するためだそうです。

「ホロロギウムは絶対に黄昏には渡さないから、だから帰すわけにはいかない」と言います。

しかし、カルディアは「自分はここにいてはいけない」と言います。

ルパンは部屋を後にして、絶対に償いのために成し遂げて見せると心に誓うのですが、なにやらルパンは誰かの恩返しのためにカルディアを連れ出したみたいです。

かなりシナリオがしっかりしていてますます原作のゲームが気になるー!!!

カルディアはお父様から、

”おまえは怪物、おまえは人を不幸にする、だからずっと孤独に生きなくてはいけないよ”

と言われ続けていたみたいです。

そこにカルディアの部屋に犬が入ってきて、後をついて来いとでも言うようにカルディアを部屋から誘い出し、カルディアは部屋から出て犬のあとを追い森に入ってしまいます。

そこで野犬に襲われるのですが。。

その頃ルパンたちはカルディアが部屋からいなくなったことで大慌て!急いで手分けをして探してルパンが森でカルディアを見つけた時にカルディアは死んだ野犬を見て、

「お父様の言う通り自分は怪物で人を不幸にするからずっと孤独でいなきゃいけなかったのだ」

と言います。

ルパンはかつての自分とダブって、カルディアに言います。

「ダメだ。孤独でなきゃいけない人間なんていない。もっと自分を大切にしろ」

お屋敷に戻ると、みんながカルディアを心配したと優しく迎え入れてくれます。

インピーは「よし、今から歓迎パーティーだー」と言っていて、ルパンはカルディアに「賑やかだけど仲間としては悪くないぜっ」て言うのですが、なんかあったかくてヤバイ…凄く良いな。

これ寂しい日常を送ってる女の子とか絶対にかつての自分がそうだったから見て欲しいな。

少し気持ちが例えゲームでも救われる気がして…。

カルディアは「まだ自分がここにいて良いかは分からないけれども、でも温かい気持ちになる」とルパンに言います。

ルパンは、

「ならばここにいれば良い。自分のやりたいことをやって、この世界を自分自身のことを知れば良い。待つことはない、自分で探しに行けば良い。俺はアルセールルパン、泥棒紳士。欲しいものは必ず盗み出す!俺たちといれば自ずとその答えにたどり着く」

なんだこのセリフ!!かっこ良すぎる!!

ルパンはカルディアに、「大事なハートを盗ませてもらう代わりに俺が何かおまえの願いを1つだけ叶えてやる」と言いますが、カルディアは「願いなどない」と言います。

カルディアはルパンと出逢い、胸の奥の何かがコトコト動き出す感覚がしたみたみたいです。

お父様がどこにいるのか、この世界を知りたいと思います。

いやぁーーー本当に1話目から良かったです。
ってかゲームこれメチャクチャ欲しい!!

キュンキュンしたい女性だけではなく、自分がどこか他人と関わったら不幸にしてしまうとか、人と距離を置いて接してしまっている人たちにもオススメのような気がします。

どんな話の展開になるのか凄く楽しみです!