【スタマイ】荒木田蒼生 SR無防備な気付きLv.60(カレと眼鏡)※シナリオネタバレ

眼鏡男子って良いですよね、ってかこの眼鏡姿の荒木田さん結構昭和っぽい雰囲気で好きです。

なんだろう?文豪?

このお話しの荒木田さん、なんか言い方とかなんか接し方?なんか凄く良いなって思いました。

ただ、部屋がーーーー!荒木田さんの部屋は本に囲まれていて欲しいのに、こういう部屋はイメージしていなかった。。

それにしても、彼氏の自分だけ知っている姿って良いですよね?そういう気持ちにさせるお話しです。

カレと眼鏡

泉玲「・・・」

荒木田蒼生「・・・何見てんだよ」

お風呂からあがって、ニュース番組を見入る荒木田さんに私は見入っていた。

整った荒木田さんの横顔を堪能・・・しているわけではない。

泉玲「そのメガネ・・・」

荒木田蒼生「・・・なんだよ」

プライベートでは荒木田さんはメガネをかける事がある。

主に本を読む時やTVを見る時、PCをいじる時なのだけれど・・・

(・・・なんでそのデザインを選んだんだろう)

荒木田さんのメガネは、流行りのおしゃれなデザインやシンプルなフレームとは違って・・・かなり渋めのものだ。

荒木田蒼生「これが一番合ってんだよ、今の視力に」

荒木田さんがいつもより不機嫌そうな顔で、TVに視線を戻す。

泉玲「・・・ふふ」

荒木田蒼生「あ?」

泉玲「・・・ふっ・・・あはは、すみません」

私は我慢していた笑いを抑えることができず、クックと声を殺すように笑ってしまう。

泉玲「なんか・・・初めて見たわけじゃないんですけど、いつも怖い怖いって言われている荒木田さんが、その渋いメガネをかけてるって・・・なんかツボで・・・ふふっ・・・!なんか・・・みんなに見せたいような、見せたくないような・・・アハハ」

そう、初めて見たわけじゃない。

だけど見るたびに、ずっと同じ風に思ってはいた。

決して似合ってないわけではないのだけれど、普段の荒木田さんとのギャップに私の笑いは止まらず―――。

(ああ・・・なぜこんなに笑いが・・・疲れてるんだな、きっと)

荒木田蒼生「おい・・・お前、いつまで笑ってやがる」

(あ・・・しまった)

荒木田さんの額に怒りマークが見える気がした。

だけど・・・

泉玲「!!荒木田さん、そのメガネで凄んでもいつもより優しげですよ!」

荒木田蒼生「はぁ?おい、お前なぁ・・・」

柔らかい曲線のフレームのせいか、渋メガネがいつもの荒木田さんの迫力を半分程度に収めている。

泉玲「そのメガネを普段からかけていれば、誤解の数も減るんじゃないですか?」

荒木田蒼生「なっ・・・本当か?」

泉玲「はい、きっとそうすれば荒木田さんを怖がる、男性も・・・女性も・・・」

荒木田蒼生「おい、どうした?」

泉玲「・・・やっぱり、このメガネは家の中だけにしておきましょう」

荒木田蒼生「あ?お前が言いだしたんじゃねーか」

泉玲「・・・さ、さあ?何のことですか・・・?あ、ビ、ビールでも飲みましょうか」

ハッとして、自分の発言を撤回したくなってしまう。

(エゴって言われても・・・)

―――女の子達が、他の誰かが、荒木田さんのこのメガネ姿を知ってしまう。

完全な私のワガママだけどれど、それは自分だけが知っているものでいて欲しかった。

荒木田蒼生「・・・まさかお前。俺がこのメガネをかけたら、いままで怖がってた女達が寄ってくるんじゃって心配してんじゃねーだろうな」

泉玲「・・・!ま、まさか・・・!」

ズバリ言い当てられてしまい、私は平静を装うが・・・

荒木田蒼生「バカが。まさか本当に外でするわけねーし・・・そもそも俺にはお前がいるから、どうこうもねぇし」

泉玲「!」

荒木田さんのその言葉に、さっきまでの勝手な不安が消し飛んでしまう。

荒木田蒼生「はい、この話は終わり。もうアホみてぇな事考えんじゃねえぞ」

そう言って荒木田さんは私のおでこにビシっとチョップを食らわせる。

泉玲「い、いたっ!」

仕方なさそうな笑顔で、新木田さんはテレビに視線を戻した。

(・・・良かった)

荒木田さんのプライベートなメガネ姿と、ぶっきらぼうなのに優しいところ。

独占欲は強くない方の私なのに、その2つだけはどうか自分だけのものであってほしい・・・

―――チョップを喰らったおでこを撫でながら、そんなことを願ったのだった。