【スタマイ】大谷羽鳥 SSR まどろみの時間 Lv.50(手を繋ごうよ)※シナリオネタバレ

やっと新しい羽鳥さんのカードが手に入ったうえに、やっとキズナ解放させれました。

羽鳥さんのお話し大好きです♡

この恋の駆け引きみたいな感じとか、どこまで本気か分からない感じとか、実際に本編があったらどのような感じに玲ちゃんにハマっていくのかとかの本気の本気になった姿とか是非みたいなって思いながら楽しく読んでしまいます。

いつもながら寸止めのドキドキな羽鳥さんのお話しを是非読んで欲しいです。

手を繋ごうよ

羽鳥さんとの仕事のあと、せっかくだからと食事をすることになったのだけれど。

週末とあって、街は人で溢れていて少々・・・いやかなり歩き辛い。

(・・・うわぁ、酔っ払い多いな)

(あ、ダメだ、このままだと羽鳥さんとはぐれる)

人ごみにさらわれるように、身動きが取れなくなる体を・・・

大谷羽鳥「危ない、もっとこっちおいで」

肩を抱くように助けてくれたのは、当たり前に羽鳥さんだ。

泉玲「ありがとうございます・・・」

大谷羽鳥「凄い人混みだね、はぐれない様に気を付けなきゃ」

泉玲「・・・あ、じゃあ!」

それなら手でも繋いでみませんか?

(・・・なんて言えるわけないか。ていうか私たち、そんな関係じゃないし)

(そもそも自分でしっかり歩けって話だよね)

大谷羽鳥「大丈夫?」

泉玲「あ、はい、大丈夫です!」

やっぱり、さっきみたいに並んで歩くだけの、微妙な距離感。

隣同士なのに中々縮まらない距離が、最近はもどかしかったりもした。

(いやでも、結構かまって貰えてるし)

(前よりは距離も縮まってるはず、だし・・・)

(なんとなくいい雰囲気になることも、あるし?)

悶々とするこの状況に、耐えられなくて・・・私の口は、ほぼ無意識に動きだす。

泉玲「あの、羽鳥さんは手を繋ぐのはお嫌いですか?」

大谷羽鳥「え?」

言った後にハッとして、我に返る。

(これじゃあ”手を繋ぎたいです”って言ってるようなもんじゃん!)

泉玲「なんでもないです、今のは忘れてくださ――――」

大谷羽鳥「まさか、嫌いじゃないし、むしろ好きだよ」

泉玲「え・・・」

(好き、なんだ)

大谷羽鳥「これでいい?」

泉玲「!」

不意打ちのように、握られた手。

ぎゅっと繋がれた手と、お望みを叶えてやったとばかりに微笑む彼に、私の顔は熱くなっていく。

泉玲「う・・・羽鳥さん、ズルい」

大谷羽鳥「え、ズルいのは玲ちゃんじゃない?」

泉玲「・・・なんでですか」

大谷羽鳥「だってその顔・・・わざとやってるの?」

泉玲「その顔って・・・」

大谷羽鳥「男の前でそんな顔したら、どうなるか分かってる?」

泉玲「!」

イジワルな羽鳥さんの言葉に、更に赤くなるのが自分で分かる。

大谷羽鳥「・・・こっち、来て」

泉玲「え?」

繋がれた手を引かれたまま歩くと、そこはビルに挟まれた路地裏。

誰もいないその場所で、羽鳥さんが突然・・・

泉玲「え、っと・・・」

壁に両手をつけて、私を逃さないように閉じ込めている。

泉玲「あの・・・」

大谷羽鳥「どうしてくれるの?その顔であんなこと言われたら、さ」

泉玲「・・・」

初めて見る羽鳥さんのその表情は、いつもとは少し違って余裕がなさそうで。

大谷羽鳥「逃げないんだね」

泉玲「いや、あの。逃げるもなにも羽鳥さんに閉じ込められているので・・・」

大谷羽鳥「そっか」

こんな状況でも、羽鳥さんは涼しげに笑う。

分かるのは、無理矢理どうこうするつもりはないということ。

泉玲「でも羽鳥さんって、本当は優しい人なんですね」

大谷羽鳥「え?」

泉玲「逃げないんだね、ってことは、逃げてもいいんだよってことですよね」

大谷羽鳥「・・・」

私の言葉に少しだけ目を丸くしたあと、羽鳥さんは溜め息混じりに笑いだす。

大谷羽鳥「ほんと面白いな、玲ちゃんは」

泉玲「えーと・・・あの、ありがとう、ございます?」

大谷羽鳥「クク・・・そこでお礼言っちゃうんだ」

泉玲「あ・・・そっか。褒められてませんね、全然。じゃ、テイク2やるのでもう一回言ってください!」

大谷羽鳥「・・・ハハ。面白いは、玲ちゃんの長所だよ。2番目のね」

泉玲「2番目?」

大谷羽鳥「1番目は、可愛いってとこ」

泉玲「え・・・か、からかわないでください・・・!」

笑い声に紛れて、私を閉じ込めていた彼の腕からは解放されて・・・

大谷羽鳥「じゃあ今日は、手を繋ぐだけで我慢しようかな」

差し出された彼の手を握って、もう1度、私たちは夜の街へと向かうのだった。