映画「信長協奏曲」を観ての感想 ※ネタバレ含みます

あらすじ

勉強が苦手な高校生のサブローは、ひょんなことから戦国時代、天文18年(1549年)にタイムスリップしてしまい、そこで出会った本物の織田信長に、瓜二つの容貌をしていたことから、病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、信長として生きていくこととなる。
当初は、周囲から困惑され裏切りや暗殺されかかるも誤解や偶然が重なり飄々と切り抜ける。このことから家中や領民から支持され、家臣の平手政秀の死をきっかけに本気で天下統一を志す。室町幕府第13代将軍の足利義輝との謁見をはじめ、尾張、美濃を制覇し京に上洛後、敵対した足利将軍家・朝倉家・浅井家・武田家など隣国大名を打ち破っていく一方、楽市楽座・産業振興・兵農分離などを推し進め領地経営も成功し安土城築城を開始して天下人へ駆け上がりつつある。
ストーリー面ではドラマ版の直接的な続編として「本能寺」に至るサブロー(信長)の物語に一つの区切りを付ける「最終章」となる(wikiより拝借)

映画を観た感想

これは多分ドラマ信長協奏曲のファンに捧げる映画なのだと思う。

それくらいに、ちゃんとドラマを観てないからかとにかく入り込めない。

そんな私はアニメの信長協奏曲のファンである。

アニメの信長協奏曲が好きだっただけに、ドラマの信長協奏曲が私は苦手だった。

苦手な一番の理由はアニメがリアタイで流れているときに、アニメの終わりにドラマの信長協奏曲の番宣みたいな番組があったのだが、その中で小栗旬さんがサブローをドラマで演じる中で原作のサブローならばこうすると思うみたいに監督に意見をする場面があったのだが、それに対して監督が原作と同じような作品にするつもりはないからそういうのを止めるように小栗旬さんに言っていた。

それでも小栗旬さんは原作のサブローをなるべく壊さないように演じたいように言っていて、こうやって実写化は原作から掛け離れるのかぁと思い、そういう理由でこの作品の監督「松山博昭」さんが私は嫌いです。

その代わり、原作を尊重しようとしてくれていた小栗旬さんの好感度は上がりました。

とりあえず夫がアニメの信長協奏曲にハマり、ドラマは帰蝶のイメージ壊れるし糞だから見ない方が良いよと言ったところ、逆にそこまで私がいう作品が観たいということで2人で鑑賞をすることに。

で、最後まで2人で観た感想は何がしたかったんだろうなぁと。。

感動させたいのが見え見えの演出がしつこくて逆に白けてしまったのと、結婚指輪にやたら拘るサブローと帰蝶にも白けてしまう。

そんなものがないと夫婦になれませんか?
夫婦だと感じないのですか?

そもそも当時には結婚指輪とか存在しないのに、この作品にはブライダル関係者がスポンサーにでもついているのですか?

みたいな演出もあり、2人で本能寺で祝言を挙げるということで先にサブローが行って準備をしているのだけれども、ウェデイングケーキ…この時代に???

なんだろう?もっと感動させるようなものがあるだろうって…えっ?みんなこういう形の表面上の物だったり形式で夫婦を感じたりするの???

最終的に本能寺で明智光秀である本物の信長に逃がしてもらい、サブローは本能寺から逃げますが豊臣秀吉に最後は首を切り落とされます。

そしてサブローは現代に戻ってきます。

戦国時代で死んだら現代に戻れるみたいです。

で、そんなサブローに同じように戦国時代にタイムスリップしていた外人から手紙が届きます。

もしも現代に戻ったらサブローに渡して欲しいと、多分スマホとかで撮影した帰蝶からのメッセージ動画が入っているSDカードなのですが。。

指輪のことをここでも帰蝶は言う上に、離れていても何があっても我らは夫婦!みたいなことを言うのですが…これは…アニメのサブローの最後のセリフを真似ると

重~い。。

こんなもの残されたらサブロー現代で結婚出来ないじゃないですか?

そうなると、現代で未婚の男性はみんなもしかしたら戦国時代にタイムスリップ経験があって、その時代で妻を残した男性かもしれませんね。

とすら思っちゃうレベルです。

サブローは何度もその後も帰蝶からの動画を泣きながら繰り返して見ていた様子ですが、、しかし離れていても夫婦と言われても過去の人で帰蝶は亡くなっている人となると、ちょっと何か違う気がします。

自分がタイムスリップして、再度現代に戻ってきた場所にサブローは最後訪れるのですが、戦国時代の仲間たちの声が空耳で聞こえるのですが、みんな何百年も前に亡くなっているんですよ!

こんなの未来に戻って残されたサブローがすることと言ったらみんなの御墓参り巡り以外思い浮かばないのですが…なんかなんか凄くモヤモヤする上に、なんか違う。

この段階で今後のサブローの将来の職業はもはや住職ですよ!

信長の時にあんなに殺していたのに、そうとしか思えない、死んだ人供養しかもはやサブローの生きる道ってなくないですか???

ずっと今はもうこの世にいない帰蝶の動画を観て、過ごした時間を懐かしんで、想って生きるの???

まぁ帰蝶はそうやって死んでいったのだろうから、それでも良いのかもしれないけれども・・・なんかモヤモヤする。

なんで人気があったのーーーーー?!

アニメの方が良かったと思うのは私だけなの?

ドラマを映画化する予算があるならば、アニメ化の続編早くして欲しい。。

アニメのサブローの方が飄々としていたし、帰蝶もおっとりしていて凄く良かったし、何より何かをするわけでもないけれども、お互いがお互いを想っているのも凄く何故か伝わる感じがした。

分からない…私にはこの実写化の作品の良さがまるで分からないまま映画は終わってしまったのでした。

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