【スタマイ】宮瀬豪 SR愛をささやいて?Lv.60(意地悪な顔)※シナリオネタバレ

宮瀬さん、おっとりしている時は凄く好きなのですが、ふとした瞬間怖くなるのが本当に怖いですが、少しでも宮瀬さんの闇が消えたら良いのになっていつもお話しを読むと思います。

そんなカードの顔から見ても分かりますが、少し怖い顔の面の宮瀬さんが出るお話しです。

というより口調がずっとこの宮瀬さん怖かった・・・。

意地悪な顔

仕事帰りに、九条家の前を通りかかったある日のこと。

ちょうど、向こうから買い出し帰りらしい宮瀬さんが歩いてくるのが見えた。

宮瀬豪「こんばんは」

泉玲「こんばんは。ひとりで買い出しなんて大変ですね」

宮瀬豪「これも、僕の仕事ですから。そうだ。よかったら少し寄っていきませんか?」

泉玲「え?」

宮瀬豪「今、ちょっと楽しいことになってるんですよ」

泉玲「楽しいこと・・・?」

不思議に思いながら宮瀬さんについていくと、どこかの部屋から賑やかな声が聞こえてきた。

声の主は桐嶋さんで、『お前の、イカサマだろ!』と誰かに対して怒っている。

『騙されるほうが悪くない?』と平然と返す声は、カナメくんのもので・・・

宮瀬豪「楽しそうでしょ?」

泉玲「というか・・・何か、よからぬことが起きてるような気が・・・」

宮瀬豪「トランプですよ。罰ゲームつきの」

泉玲「罰ゲーム!?」

(だから、桐嶋さんはあんなにアツくなってるのか・・・人一倍、勝負事にはうるさそうだもんね)

泉玲「でも・・・なんかトランプにしては殺気立ってますけど、止めなくて大丈夫ですか?」

宮瀬豪「いつものことだから、平気ですよ」

サラッと恐ろしいことを言われて、返す笑みが固まる。

(・・・今日は、やっぱりこのまま帰ろうかな)

長居を躊躇する私の心を読んだように、宮瀬さんは微笑んで手招きする。

泉玲「あ・・・いえあの、もう遅いし、お暇しようかなと」

宮瀬豪「じゃあ、みなさんの声が届かないところでお茶でもどうですか?」

(・・・あの罰ゲームつきトランプに巻き込まれないなら、嬉しいかも)

泉玲「それじゃあ、少しだけ。ありがとうございます」

リビングでお茶をご馳走になりながら、みんなの勝負が終わるのを待つ。

ふとテーブルに視線を向けると、誰かが置き忘れたらしいトランプがあった。

泉玲「これ、誰のでしょう?」

宮瀬豪「あ、僕のですよ。さっきまで、みんなと一緒にやってたので。そうだ、僕たちも時間潰しに勝負しましょうか」

『勝負』と言われると、さっきの宮瀬さんの言葉を思い出す。

泉玲「もしかして、罰ゲームありで・・・?」

宮瀬豪「そうですね・・・せっかくだし、そのほうが楽しいかもしれませんね」

泉玲「宮瀬さん、なんか活き活きしてませんか・・・?」

宮瀬豪「まさか。いつも通りですよ」

(そうかな・・・ちょっと笑顔が怖いような)

(勝負事にこだわる感じでもなさそうなのに)

宮瀬豪「じゃあ、罰ゲームは何にしましょうか」

泉玲「えーと、そうですね・・・定番ですけど、負けたほうが勝ったほうの言うことをなんでも聞く、とか」

宮瀬豪「ふふ、いいですよ」

相当自信があるのか、浮かべた笑みには不適さが混じっていた。

(いや・・・でも、もし負けたとしても、そんな無理な罰ゲームはやらされないよね)

―――と、思ったのに。

宮瀬豪「あれ?また僕の勝ちですね」

泉玲「・・・・・!」

宮瀬豪「すみません。手加減してるつもりなんですけど」

泉玲「その優しい言葉が、突き刺さります・・・」

宮瀬豪「どうしましょうか。そろそろ終わりにします?」

勝ち目がない。完膚なきまでに叩きのめされ、がっくりと肩を落とす。

宮瀬さんは、どこか申し訳なさそうに笑った。

宮瀬豪「すみません。あなたは考えが顔に出やすいので・・・」

泉玲「うう・・・これでも、ポーカーフェイスを装ってるつもりだったんです。と、ところで・・・あの、さっきの話ですけど」

宮瀬豪「あ、なんでも言うことを聞いてくれる、っていうアレですよね。じゃあ、何してもらおうかな」

泉玲「お、お手柔らかに・・・」

宮瀬豪「どうかな。約束はできないけど」

(やっぱり今日の宮瀬さん、いつもと違う・・・!?)

意味深に笑う宮瀬さんに、引きつった笑みを返してしまうのだった・・・。