映画『闇金ウシジマくん Part3』を観ての感想 ※ネタバレ含みます

目次

あらすじ

原作の『フリーエージェントくん』および『中年会社員くん』のエピソードが元となっている。

今日も高金利で金を貸す金融屋「カウカウファイナンス」の丑嶋馨(山田孝之)。フリーターの沢村真司(本郷奏多)は偶然知り合ったモデルのりな(白石麻衣)にあおられて、ネットで1秒間に1億円を稼ぐという天生翔(浜野謙太)のビジネスに身を投じ、カウカウファイナンスを巻き込んだある計画を考える。一方、サラリーマンの加茂守(藤森慎吾)は妻帯者でありながら遊ぶ金欲しさにカウカウファイナンスで借金を重ね……(ネットより拝借)

映画を観た感想

今回のウシジマくんくんは、アフィリエイトと称したネズミ講のお話がメインでした。

多分題材は与沢翼さんかな?と。

あまりにも着ている服にしても、演じ方とかも明らかに与沢翼さんとしか思えない感じでした。

与沢翼さんが時々開く貸し切りパーティーのようなものですが、実際あるあるだなぁと。

現実も確かに若手実業家さんとかが色んな女の子とかに声を掛けて、ホテルのスイートルームとか貸し切って行われたりするのですが、行ける女の子は強いと思います。

個人的にはこれに参加する女の子は自己責任だと思っていて、何をされるか、何が起きるか分からない催し物のイメージなので、作品内では複数でどんちゃん騒ぎのように見えますが、現実は犯罪が起きる可能性も実際は多いのではないのかなぁと。。

ただ、参加する女の子の目的は全員お金なので、お金持ちと繋がれたら身体が汚れるくらいには抵抗はないのかなとは思います。

あと、その後も大金を握らせられたら黙る女の子の方が多いと思うので、ギブアンドテイクな感じには思っています。

ネズミ講のようなアフィリエイトに関しても「お金をまず相手に持っている」とか「稼げる」と思わせることが大事という点も、お金が動く場所あるあるのような感じがしました。

世の中でもCMで沢山宣伝していたり、あちこちで耳にしたり目にすると「この人は売れているんだ!」とか「この人が今世の中ではかっこ良いのイメージなんだ」とか錯覚に陥ったりしませんか?

実際宣伝にお金をかけているもの程、音楽でも人でも売れているイメージがします。

音楽業界で働いている知人も、実際は稼いでいなくても「お金を持っている」「稼げている」というイメージを持たれるように持ち物とかは演出をすると言っておりましたし、かなり以前に知人から紹介された女優さんもそういうイメージを抱かれるように借金をしてまで持ち物は気を付けているとのことだったので、ハッタリをかまして相手にそのイメージを印象付けるというのは結構効果があるのではないかなと思いました。

白石麻衣さん演じる女性に本郷くんが振り向かせるために与沢翼カリキュラム?を頑張る姿は背景がなんか良かったです。

最終的にも誰かを食い物にしてのし上がるという、自分だけ良ければそれで良いということの後味の悪さというか、そういうことに気付いて足を洗って改心していく姿はフィクションだと分かっていても、こういう人が現実でもいてくれたらと映画化ならではの夢があるかなと。。

最後新しい事業を始めた本郷くんのところに白石麻衣さんが会いに来るのも、現実ではお金の切れ目が縁の切れ目なので夢があると思いました。

けれども、実際のリアルな話でも一度成功をした人間はその後また何か初めても結構上手くいくイメージがあるので、多分この本郷くん役の人もこの事業で成功する可能性はあるなと思いました。

オリラジの藤森さんが通ってるキャバクラが、料金的にはニュークラブ寄りのキャバクラだと思うのですが、刺青の人を入れてしまったり、ホールの席でお触り止めないなどのシーンに「この店自由だな!」とツッコミを思わず入れてしまいました。

実際のお店でしたら、まず入れ墨が見えるお客様は入店お断りですし、ホールの真ん中の席でお触りしようものならば黒服がスッとんできて止めに入る上に出禁にされると思います。

でも、筧美和子さんの役柄のキャバ嬢さんのお金が貯まったら~エピソードも一回寝た後に引っ張るなど、夜のお仕事あるある満載で、キャバクラにハマるサラリーマンの雰囲気もあるあるだなと面白かったです。

ウシジマくんの作品はどこかいつも桃太郎侍のような感じがして、悪い人は必ず罰を受けるという雰囲気がとても好きだったりします。

最後、藤森さんとウシジマくんの会話で、何故働くのかとか、一緒に働く相手についてなどは、本当にそうだなって…結局社会って自分の代わりはいくらでもいるのですよね。

そのことに気付いて働いている人って、この世の中に何人いるのだろうと。

派遣で大手で勤めるととても理解出来ます。

会社が守ってくれる、俺大手だし、正社員だしと楽してお金がもらえたら良いやというスタンスで、リストラのニュースなどが頻繁に取り上げられても自分は関係ないという感じの人たちが本当に多くて、小さい会社などで勤めるとウシジマくんの事務所みたいに全員力を合わせないと簡単に傾くから結束力やフォロー体制などは結構会社にもよりますがしているとは思いました。

特にウシジマくんたちは裏社会なので、お互い信頼関係がないと無理があるのは確かですよね。

信頼関係のない裏社会は簡単に傾きます。

脱税目的か道楽目的で夜の商売を始めたある肩書きのある人物が、夜の人間や裏の人間を舐めきっていたことからかなり揉めて撤退とか現実でしていたのを間近で観ていたこともありますが、裏の人たちは何故表ではなくて裏にいるのかをちゃんと理解して接しないとダメだとは思いました。

表で生きていけない、これは馬鹿だからとか経歴や学歴だけではなく、人間性も含めて生きていけないということも考慮しないと後々に面倒に巻き込まれます。

裏の世界の人たちが結局信じられるものはお金と自分だけだったりします。

なので、利益のある方に傾く人の方が多いです(表の世界でも同じか・笑)

本郷くん演じる男性も完全に馬鹿だと舐めきって馬鹿にしていた相手から面倒に巻き込まれる流れからも、現実あるあるだなと思います。

フィクションのようなウシジマくんの世界ですが、私が見てきた世界という狭い範囲かもしれませんが、実際に本当に全てあるあるなので、この映画を観たら是非自分だけは大丈夫と思うのではなく、自分はこうならないようにしようと思って欲しいです。

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