漫画『マギ』最終巻まで読んだ感想 ※ネタバレ含みます

『マギ』最終話まで読んだ感想

初めてマギの漫画を手にしたきっかけは多分アニメだと思います。

とにかく常に先が気になって、気になってというのと、アラジンという人間性(マギだから人間じゃないのかな?)に惹かれていうのもあります。

とにかく最初はアラジンがアリババくんに「僕の友だちになってよ」という感じとか、アリババくんを凄く信じている様子、信じたいと思う様子とか、外の世界を知って色々考えて、どうしたら相手が幸せになれるかとかを純粋に考える様子にとても惹かれていました。

そんなアラジンと出会って少しずつ成長していくアリババくんも最初はイライラしていたのですが、少しずつ惹かれていき最後は大好きなキャラになりました。

途中の巻で争いが各国で起きながらも共通の敵が出現して力をみんなで合わせますが、結局は各国の問題や個々の抱えている闇などによりバラバラになったり、シンドバッドさんが実は黒い人だったり、アリババくんが死んでしまったりなどなど色々ありましたが、最後まで読んで思ったことは読んで良かったっていうことでしょうか。

ルフって多分魂なのでしょうね、生命エネルギーというか。

マギの漫画の世界はスピルチュアル世界に置き換えて読むととても世界が広がり理解が増す気がします。

特にアリババくんが死んで埴輪になって、埴輪になる前に実体がなかった時に何を聞いて学んだかの下りとかもそう感じました。

最後の巻の方で皆がルフに帰ろうって世界を一度滅ぼす方向に思考が傾いた時も、確かに一度人生をリセットしてやり直すのは楽だなとは思うのですが、これは所謂現世での自殺ですよね。

辛いと人はどうしても楽な方に進みたくなり、現状から逃げようとする。

今よりも悪いことは起きないと思い、来世に期待(死ぬ時はそこまでもう考えられないかもしれませんが)をして死ぬのだと思うのですが、ルフに帰ろうというみんなをアリババくんが目を覚まさせます。

そういう様子を見て、他の漫画の一コマで「現状に不満を言うのは、現状で怠惰に過ごしている奴だけだ」というのを思い出しました。

現世で頑張った人は確かにマギの世界でいうルフに帰ったらレベルアップをして現世で復活しますが、確かに生きるというのは魂のレベルを上げることという説はあります。

けれども、今を必死に生きる。

出来ることを探して精一杯今周囲にいる人たちや、少しでも自分を必要としてくれる人のためにどれだけ一生懸命生きれるか、何が出来るかを考えること、それこそが一番大事で魂レベルを上げれる近道なのではないかなと。

黒いルフ、確かに闇落ちしてネガティブ思考だったり、瘴気を振りまくような思考や言動をしてしまうことって現実で私も何度も何度も経験をしています。

このサイトの記事を観てもらっても、あちこちで黒いルフに支配されている私の姿は残っていると思います。

アリババくんも白龍くんだって、それこそジュダルちゃんなんて生まれもっての黒いルフの住人のような人間でしたが、最後はそういうのが全くなくなったことを考えると、人は変われるということを学びます。

正義や悪など立ち位置も、その立ち位置によってそれぞれの思いがあり、それぞれの考えがあり、どちら側の思考かによって正義や悪は反転もします。

一方的な正義だけではなく、マギの世界は相手側の正義の考え方も見ることが出来ます。

ソロモンの知恵とか、ダビデとか、色々な凄い人たちが確かに存在をしていて、シンドバッドさんとかも凄いことを考えている・・・。

アリババくんが死んで実体のない存在で独りで彷徨って何百年もの時間の中で色々考えて悟った時間がどれほど大切なことなのか。

そしてその時間がアリババくんに悟りを開かせて色々な智恵を授けてくれる時間となったことは言うまでもなく、何が言いたいのかというと、誰かと繋がるのはとても大切かもしれないけれども、自分と向き合って誰とも繋がらない時間というのはもっと大切だということ。

アラジンも最初はウーゴくんとだけしか接しなくて、その部屋でほぼ一人で色々なことを学んで考えてから外の世界に出てきている。

5億年ボタンというお話しでもそうなのですが、何もない空間で自分とだけ向き合う時間は悟りをもたらしてくれる。

アリババくんにその機会が与えられなかったら、きっとマギの漫画の世界に平和は訪れなかったかもしれないなって。

何気ない漫画のようで、実に考えさせられた作品でもありました。

最後の戦いで金属器使いが一人以外全員犠牲になって世界を守るという提案をシンドバッドさんがして、アリババくんがその生き残る人間にと選ばれるのですが、アリババくんは拒否します。

誰かの犠牲の上に成り立つ幸せや平和では残された人は本当の幸せや平和は得られない。

現実では必ず誰かの不幸の上に誰かの幸せは成り立っていると私は思っていたので、それでもその信念を貫く姿勢は良いなと思いました。

敵の存在とかは横に置いておいてですが、仲間うちだからまとまった話かもしれませんが。

漫画の最後は金属器など魔法も使えなくなり、そんな世界で国境とかも境目がおかしくなりながらも、皆の生活を各国の上の人たちが考えるところから始めたり、大変ながらも一からみんなで頑張ろうとしている様子は国同士が戦うよりずっと良くて、そんな中でモルさんは結婚どころじゃないし、ドレスなんてないから無理ってアリババくんとの結婚を保留にするのですみんながモルさんのウェディングドレスの準備をして、アリババくんとモルさんが結婚をして、みんなから祝福されるところとか、直前までの戦いが嘘のようで、とても平和な終わり方で良かったです。

一度も読んだことのない人がいたら、是非読んで欲しいです。

アニメ化もされているので、続編のアニメ化も是非希望します。

最後までアニメでも是非観たいです。

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