映画『クリムゾン・ピーク』を観ての感想 ※ネタバレ含みます

目次

あらすじ

10歳のとき、死んだ母の幽霊と遭遇したイーディス(ミア・ワシコウスカ)。それ以来、彼女は亡霊を目にするようになる。トーマス(トム・ヒドルストン)と運命的な出会いを果たした彼女は、自分の父親が謎めいた死を遂げたのを機に彼と結婚。赤粘土の影響で雪が赤くなることからクリムゾン・ピークと呼ばれる山頂に立つ豪邸に、トーマスの姉ルシール(ジェシカ・チャステイン)と共に移り住むことに。三人での生活にも慣れてきたころ、体を真紅に染めた亡霊たちがイーディスの前に現れ奇妙な警告をする(ネットより拝借)

映画を観た感想

20世紀初頭を再現した華麗な衣装やゴシックな雰囲気のある美術の映像美が見どころだけあって、本当に映像が美しかったです。

衣装もネグリジェこんなにかわいいの!?

などなど細かいデザインまで可愛くて、それだけでも見ていてかなり楽しい映画でした。

作品は一応ホラー枠になるのでしょうか?

内容としては幽霊譚なのでホラーなのかもしれませんが、映像が綺麗過ぎることと、その中にCGのホラーが登場するというアンバランスさがまた良くてホラーという感じはしませんでした。

クリムゾンピークというタイトルの通り、赤い砂がお城の周りに舞うとのことなのですが、雪の中だったりあちこちに赤い血のような跡があるのは恐ろしいながら、それはそれでとても味があり、本当にどこまでも美しく感じる映画です。

お城の建物も古くて老朽化しているとのことで、吹き抜けの場所の天井に穴が空いていて、お城の中なのに木の葉や雪が散り積もり舞う姿も美しいという、ゴシックだったり中世ヨーロッパの世界が好きな方には是非オススメしたい作品です。

お話は小説家希望の女性の前に突然現れた男性がいて、仲良くなるのですが父親に反対を受ける。

なにやら彼には秘密があり、父親はその秘密をネタに男性に娘から離れるように忠告をするも、その後に何者かに父親は殺害される。

孤独な身となった女性は男性と結婚をして男性の故郷に行くも、男性には姉がいて3人で暮らすことに。

ところが夜な夜な女性はお城の中で幽霊を目にするようになる。


実は女性は母親が亡くなってからも、母親の幽霊を目にすることがあり、これが初めてではなかった。

最終的には男性は実の姉と子供の頃から出来ており、彼の秘密とは既婚者で遺産目的の結婚詐欺師。

結婚しては財産を奪って結婚相手を姉が殺していた。

今回も女性は殺されそうになるが、男性が主人公を愛してしまい助けてくれはするが、最終的には姉に殺され、その後姉も主人公の女性の手で殺される。

以前から女性に好意を寄せている医者が駆けつけて最後は2人でお城を後にして終わる。

話はありがちといえばありがちではあるのだけれども、しつこいようだが、とにかく映像が美しいのでその話さえもとても綺麗な物語のようでした。

特にストーリーも深くないので、何気無い目の保養に是非オススメしたい作品です。