結婚相手や恋愛相手は「相手をどれだけ許せるか」で選ぶと良いらしい

これは『悩みが消えるお坊さんの言葉』で心理カウンセラー僧侶:羽鳥裕明さんがお悩み相談で答えていた内容になります。

相談内容は失恋の立ち直り方なのですが、相手を選ぶ時の僧侶の方の基準が書かれていたのがとても参考になると思ったので、ご紹介したいと思います。

「恋人の裏切りに傷つき、恋愛に臆病になっているときの立ち直り方」とは

こちらの内容は僧侶の方が20歳の頃に考えた内容が紹介されていて、僧侶の方も若い頃に大切に想っていた方から裏切られた経験があるそうです。

その時に、私も人のことを言えないのですが「なぜ人は人を裏切るのだろう」と人や世の中に対して大上段に構えて「自分は人を裏切らない純粋な人間」とでも言うかの如くの立ち位置にいたとのことです。

そんな思考を抱いていた当時の僧侶の方は、恋愛を崖登りのイメージで考えていたそうです。

恋愛や結婚は崖登りで考えると良い理由

崖の上に相手がいて、下から自分がその崖を登る。

崖を登っていると、上にいる相手が「これにつかまって!」とロープを垂らしてくれる。

自分は「ありがとう」と言ってそのロープにつかまって、ロープに全体重をかけて登っていくのだが、あと一歩で頂上に到達するというときに、相手に手を放されて真っ逆さまに落ちてしまう。

当然、大怪我をして痛くてしようがない。

というのが基本のお話しだとして、ではどのように登るのが良いのかを考えてみる。

登り方その1:「もしも」を考えながら登った場合

崖を登っている最中に相手がロープを垂らしてくれたときに「ありがとう」と言って、ロープに全身でつかまっているように見せながら、もう片方の手を崖にかけておいて、万一に備えるという方法がある。

けれども、それが相手にバレることなく崖を登ったとしても、自分自身がその事実を知っている。

つまりは、相手を欺くような行動をした自分のやり方にスッキリしない気分で相手と付き合うことになるので、自分の望んでいる関係ではない。

登り方その2:相手の好意を断って登った場合

相手がロープを垂らしてくれたときに「大丈夫だよ。ロープなしで登れるから」と言って自力で崖を登りきる方法。

けれども、どんなに言い訳をしても相手は「自分が垂らしたロープを使わなかった」という事実が残る。

登り方その3:その他の考え方

・落ちたときに痛くないようにクッションを置いておく

・いっそう落とす側にまわる

などなど、色々と考えてみたそうなのですが、僧侶の方はどれも今いちシックリこなかったそうです。

恋愛や結婚において僧侶の人が出した答えとは

最終的に僧侶の人が出した答えは

「この人にだったら落とされてもいいと思える崖しか登らなければいい」

という結論に至ったそうで、今もこれ以上の答えは見つかっていないそうです。

この答えを導き出すようになってからは、それほどまでの相手に裏切られたとしても

「まだまだ人を見る目がないな」

「きっと自分自身が裏切られるだけの理由があったのだろう」

「相手に何か事情があったのかもしれない」

などと考えて、相手を恨むことなくその事実を受け入れられるようになったそうです。

僧侶の方は望んでいたことは、「人から裏切られることのない自分」ではなくて、「たとえ裏切られたとしても、また人を信じることができる自分であり続ける」ということが大切だったとのことなので、他人の心をコントロールしたいとも思わなかったそうです。

これは相手を「どれだけ許せるか」ということにも繋がると思います。

「この人にだったら裏切られても後悔しない」と思える相手と素敵な恋愛や結婚をすべき

恋愛に限らず、結婚や人間関係において、人から裏切られると「また人に裏切られるのではないか」と臆病になってしまうということが多いと思います。

実際私自身もそうでした。

けれども、裏切られるか否かは自分だけの意志ではどうにかすることが出来ず、結果を受け入れることしか出来ないのが事実です。

ならば、恋愛や結婚などは特に「もう誰も信じない」と思う選択肢ではなく、「たとえ裏切られても後悔しない」と思える相手を見つけて常に行動するのがベストな選択だとのことです。

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