アニメ「キノの旅 2期」 優しい国 10話目 あらすじ・感想 ※ネタバレあり

あらすじ

山に囲まれた小さな国がある。美しい自然に恵まれた国だが、旅人の評判はとても悪い。あまりのひどさに逆に興味を持ったキノは、エルメスとともにその国を訪れる。ところが、住民はキノとエルメスの姿を見るや、大喜び。さらに、さくらという名の少女が立候補し、キノたちをホテルまで案内してくれる

10話「優しい国」感想

あまり評判の良くない国と事前に聞いていながら国を訪れるキノなのですが、実際に訪れるととても人々も優しくて親切で良い国なので、見ていてどこで人々が酷い言動をするのか怖くて怖くて話が進むたびに胃がキリキリしてしまきましたが…。

やはり最後に凄い展開がくるのですよね。

涙が見終わった後もしばらくしても溢れるほどに考えさせられるお話でした。

普段は3日しか滞在しないキノがあと1日延長してはいけないかと言うのですが、却下されます。

旅立つ時に滞在先の宿のお母様から包みを2つ渡され、峠を越えたところで休むようになど人々はキノが休むところまでもアドバイスをしてくれるのですが。

次の日にキノが起きた時に山が噴火を起こして国は噴火した溶岩などに一瞬で埋もれてしまいます。

キノは小包を開くと中に手紙が入っていて、その国は1ヶ月ほど前にそうなることが分かっていたそうです。

逃げることも出来たけれども、人々はこの地で生まれてこの地で死ぬことを選んで受け入れることしたそうです。

消えるとなると、今までこの国の人たちは旅人に実は酷い言動を散々していたそうなのですが、そのイメージのまま消えてしまうのではなくて良い国としての思い出を残したいと思ったそうですが、悪い評判のせいか3日前になっても誰も訪れないところにキノが来てくれたそうです。

そしてキノが国に滞在した時に娘さんが国を案内してくれたのですが、親御さんは娘さんに旅に出ても良いんだよと言うのですが、娘さんは両親の跡を継ぐことを選びます。

手紙にはこの事実は大人しか知らなくて子どもには知らされていないとのことで、無理に本当はキノさんに託そうとしたけれども娘がそう言ったので一緒に受け入れることも書かれいました。

キノはエルメスに娘さんを連れて来なくて良かったと言います。

そして『これはエゴ』だと言います。

確かに自分だけ生き残るのはあまりにも辛すぎますよね…でも何が正解で何か間違えているのでしょうか?本人以外の選択は全てエゴになってしまうのかもしれません。

もう1つの小包を開けると娘さんからのお手紙で、結婚式でブーケトスのように受け取った種が入っていました。

キノが娘さんにあげたのですが、娘さんは手紙で私には必要ないからとキノにあげると書いてあります。

何にこんなに心が揺さぶられたかというと、人は死期が分かると他人に少しでも親切にしたいと思うものなんだなと。

「明日死ぬと思って生きなさい」

有名なガンジーの言葉です。

「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」

とも良く本に書かれていますが、そう本当に思いながら生きてる人はいるでしょうか?

私も頭では意識しているつもりでしたが、悔いのない人生を送るという意味でしかない気がしました。

本当に◯◯までに死ぬと分かったら、人は少しでも多くの人のためになることを必死にしたいと思うのではないかと思いました。

今回のキノの旅のお話を見た時に、自分が本当の意味で「死ぬ」ということを理解していなかったことにも気付きました。

今のようなこんな毎日を過ごすならば、死期を事前に知らされて人のために一生懸命生きたいけれども、死期を聞かないと出来ない時点で私は誰のためにも何も出来ない人間なのかもしれない。。

ただ、少しでも本当の意味で人のために存在している人間でありたいとは思えました。

あぁ…この気持ちを本当に毎日ずっと抱き続けたい…何故人は忘れてしまうのでしょうか。

この国の人たちの言動は本当に本当の意味での一期一会ですよね。

ここまで分かりやすく伝わるお話ってなかなかないなって、この感想を書きながらも何故か涙を零しながら書いてしまうくらいに素敵なお話でした。

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