最後に働いた職場でパワハラやモラハラなどで心身に不調をきたしてしまい、夫と相談をして昨年専業主婦にさせてもらいました。
(ここでの専業主婦は子どもがいない家庭の妻を指しますので、子どもがいる家庭の専業主婦の方は含んでおりません)
目次
実際に専業主婦は本当に暇なのか
これは人によるのではないかと思いました。
探したら実際のところ主婦の仕事っていくらでもあるのです。
それこそ大掃除にするような掃除を1週間に分けてそれぞれ丁寧に掃除をするとか、常にどの部屋も使い勝手が良いように綺麗に整頓をしておくとか。
仕事を辞めたばかりの最初の頃は今までと同じ時間に起きて、ゴミも共働きの時は夫が回収及びゴミ捨てもしてくれていたのですが、辞めた時は自分で回収をして夫はゴミを出すのみにしたり、あるものでなるべく節約も兼ねてご飯を作るようになど色々考えたりもしたのですが、1ヵ月後には確実に怠け始めました。
専業主婦の恐ろしい点とは
実際に専業主婦になって思ったことは、働いている時に思っていた「自分自身が専業主婦になったら」のイメージと自分自身がかけ離れていく点です。
かなりの強い意志がなければ堕落します。
子どもがいる家だったら違うと思うのですが、子どもがいないと、夫を見送った後に普通にお昼まで二度寝をしてしまいます。
お昼までならばまだ良いのですが、一歩間違えると夕方近くまで寝てしまうことも普通にあります。
そして殆ど寝ているために身体が運動不足に陥っている感覚が凄い!!
運動不足故にますます身体は重くて動くのが面倒臭くなり、機敏に何もかも出来なくなっていきます。
そして一番怖いのはその何もしていないことを監視する人が誰もいないという点です。
当然怒る人がいなければ何をしても誰にもバレないということから、光の速さで堕落していきます。
専業主婦はいつでも休める
働いている時は体調が少し悪くても休めないのが普通です。
無理をしてでも満員電車に揺られて職場に行き、仕事をして、また満員電車に揺られて帰る。
専業主婦というのは、体調が悪ければ家事を休めるのです。
旦那様が厳しい家だと無理だと思いますが、うちの夫は私の体調を一番に考えてくれるのでとにかく体調が完全に回復するまで休めるし、家事を何もしなくても何も言われない上に、変わりに全てしてくれます。
これが私の甘えに拍車をかけたのでしょう・・・私は楽することを覚えてしまったのです。
働いている時ならばそんな甘えは許されないと自分に鞭を打って無理にでもしていたことが、甘えた環境故に出来なくなってしまった。
というよりは甘えゆえにしたくなくなってしまって自分で自分を甘やかし始めてしまったのです。
女友だちは悪魔の囁きをする
このままではヤバイと思いながら、年末に友だちと飲みに行った時のことです。
友だちは未婚で実家住みで仕事をしているので、当然のように「専業主婦良いな~」と言われ、実体を語り罪悪感が半端ない旨も打ち明けたのですが、女友だちは
「甘えれば良いじゃん!男の人が妻を養うのは当然だし、働くのも当たり前なんだから罪悪感なんて持つ必要ないじゃん」
と言われました。
こういう思考の女性は仕事面でも給料分働けば良いと思う人が結構いる気がします。
『自分が良ければそれで良い』
実際私も友だちにその言葉を言われた時は「甘えても良いのかも、今まで辛い思いをして生きてきて一生懸命働いたのだから少しくらい休んでも良いよね?」と・・・。
この思考が良くなかった。
この件については後々説明をします。
男友だちは天使の囁きをする
男友だちといっても以前勤めていた職場の上司(年下)なのですが、時々ラインでやり取りをしていて、その時に同じような言葉を言ったら
「自分は家では何もしなくて、家事は全て奥さんがしてくれている。奥さんがサポートをしてくれているから仕事を頑張れている。専業主婦だから何もしていないといのではなく、それこそ旦那さんがいかに仕事をしやすいようにサポートするのが専業主婦のお仕事だと思うから、専業主婦のお仕事大変だと思うけれども頑張ってね」
みたいな返事が返ってきたのです。
さすが上司というべきか・・・専業主婦も一つのお仕事として考える姿勢素晴らしいです。
専業主婦は立派なお仕事
女友だちの言葉を聞いて甘えても良いかなと思ってしまった私や、その発言をした女友だちの中で「専業主婦」というのが仕事という認識できていないのです。
頭では理解していても「お金をもらっていないから」など何かちゃんとした仕事だと認識できていない。
実際ネットやテレビなどとよく目にするのは「専業主婦は無償で働いている」という言葉です。
確かに休日というのはないですよね、毎日同じ仕事の繰り返しみたいなものですし、ただ体調不良とか何かあればいつもで休めるのです。
それこそ飲みたい時に飲み物を飲めるし、食べたい時に食べたい物も食べれて、行きたい時にトイレにも行ける。
仕事をしているとそれが無理なことが殆どだと思います。
あと専業主婦は怒鳴られることはありませんが、仕事をしていると当たり前のように怒鳴られて理不尽なことで怒られたり、嫌がらせなども普通にあります。
人によっては、その分お金をもらえて好きなものを好きなだけ買えると思う人もいるかもしれませんが、そういう人は専業主婦に向いていないので働けば良いと思います。
確かに普通に働いていたらお金はもらえますが、その代わりストレスや精神苦痛などは隣合わせです。
しかし専業主婦は雇い主は旦那様だけで、自分の意見もちゃんと言えて、休みたい時に休めて、好きな順番でお仕事も出来て、社会のストレスや精神的苦痛とは無縁だといえます。
旦那様に感謝をしよう
結論として、暇か否かは自分が専業主婦をどう思っているかという点によると思います。
収益は少ないけれども、プラマイなどを考慮すれば人によっては実際プラスの場合が多いのではないかとも思います。
そして私も自分の状況に甘えていて、働いている時の気持ちも忘れて旦那様に家事をもっと手伝うようになど散々先日言ってしまったのですが、外で人と接するというのはとてもストレスで理不尽なことばかり起きるのも現実です。
そんな中で働きに出て養ってくれる旦那様に手伝えというのは奢り高ぶりも良いところだなと思いました。
専業主婦というのは専業主婦という一つの仕事なのです。
それをちゃんと認識した上で、働い養ってくれる旦那様をサポートするのは当たり前で、それをちゃんとしてもいないのに旦那様に文句を言ういうのはお角違いだなと思いました。
人は甘えてしまう生き物で、楽しようとする生き物です。
働いていたら自分を律するにもなかなかする時間はありませんが、専業主婦は自分を律してちゃんとする時間もたっぷりあります。
それを踏まえて今からちゃんとしっかり専業主婦というお仕事を頑張りたいと思いました。
時間が沢山ある=暇だと思うのではなくて、その時間を旦那様と自分自身の未来が明るくなるように使う方向に目を向けて欲しいなと思います。