2017年10月より放送していたアニメ「宝石の国」
あらすじ
「古代」といわれるほどの過去に「にんげん」が存在したと伝えられる遠い未来の世界。遠い昔に6度の流星飛来のために海中に没した地上の生物の中から、「微小生物」に食われて無機物となり、長い年月を経て、宝石の体を持つ人型の生物が生まれていた。28人の宝石たちは、自身を装飾品にしようと来襲する月人(つきじん)との戦いを繰り返しながら、長い時間を寄り添って暮らしていた。
宝石たちの中でも特に脆く戦闘に出られず、秀でた才のない最若のフォスフォフィライトは、「博物誌」の制作を仕事として与えられ、不本意ながらも活動を始める。
2013年の単行本第1巻(講談社アフタヌーンKC)発売時には、記念のフルアニメーションPVが作成された。同年末発表の「このマンガがすごい! 2014年」オトコ編第10位に入っている(wikiより抜粋)
アニメ「宝石の国」を最後まで観た感想
どういう物語か分からずにアニメを視聴したのですが、みんな髪の毛がキラキラしていて体型もモデル級に手足が長くて細くてメリハリも綺麗でそして性格もなんだか可愛い作品、強いけれども儚くて切ないような気持ちにさせる作品。
宝石たちは月人という空からくる何者かと定期的に戦っていて、その月人との戦いにより何人もの宝石たちが連れていかれたり壊されたり…。
そして主人公であるフォスが硬度がないばかりにやたらと他の宝石たちの足を引っ張り最後の方までずっとイライラさせられもした作品でした。
最初の頃のフォスの顔はこんな感じで、本当に一番末っ子の宝石だけとあって無邪気で好奇心旺盛な何も知らない顔付なのですが。
後半になりフォスも少しずつ失った身体を金と融合して強度を以前よりも増して、自分の弱さなどが原因で仲間が月人に連れて行かれたりすることにより「強くなりたい」「先生を守りたい」などの想いから、このように顔付も髪型も変えて変わっていきます。
ただ、もっと早くそうして欲しかったーーーと思わざるえませんでした。
宝石たちは先生と呼ばれる僧侶のような人物を慕っているのですが、話を重ねるごとに月人がどうしても先生を慕っているようにしか見えず、もしかしたら月人は先生と知り合いなのでは?とさえ感じる場面が何度もありました。
そしてフォスもついにその疑問に辿り着き周囲にも話すのですが、皆の中では薄々そのことに気付いているけれども、敢えてそのことには触れずに蓋をしているものが殆どのような状態。
しかしフォスは真実を知りたいと動きだします。
原作「宝石の国」アニメのその後
アニメはそこでお話は終わります。
その中途半端な感じの終わり方が結構モヤっとして、微妙な気持ちになりました。
終わりが綺麗ではない作品は続きは漫画を読めということなのでしょうが…。
原作ではフォスは月人側と会話をして真実を知ろうと月人にワザと捕まって月人のアジト?に行き月人と会話をします。
そして先生と呼ばれる僧侶が実は人間ではなく、人間が作り出した平和を祈る存在の人形であるということを知ります。
しかし何かのきっかけで壊れてしまい、本来の目的を忘れているようなので、先生である人形が本来の目的を思い出すように、先生にとって懐かしいと思うような存在に化けたりしながら攻撃をしていたそうです。
時々先生が瞑想と言いながら寝ている行為も壊れている故だったのでしょうか?
原作はアニメの続きから読んだのですが、少しずつアニメとお話が異なるのと、原作だと色が同じこともありキャラがイマイチ誰が誰かわかりづらくて、アニメの方が宝石の国は見やすいし気持ちが入り込める気がしました。
あと月人の人たちがアジトに戻るといっせいにお喋りになったり普通の人とあまり変わらないところなども結構面白かったです。
続きをまたアニメでするとしたら、きっと月人の人たちも綺麗に美しくそれぞれ描かれるのでしょうね。