夜型の生活になることが多い現代の人たちですが、そのせいもあり朝ごはんを食べていない人も結構いるのではないでしょうか?
朝ごはんは一日の活力の源なので、毎日欠かさず食べることが大切なそうです。
そこで、朝ごはんを食べることのメリットをご紹介したいと思います。
目次
朝ごはんを食べるメリット
2つの時計遺伝子を調整してくれる
人間の脳内には約24時間周期の親時計遺伝子が、体のあらゆる細胞には、それぞれが独自のリズムを刻む子時計遺伝子があります。
朝食をとることで、これらの2つの時計遺伝子が調節され、体内時計が調和のとれた時を刻み始めてくれます。
勉強・仕事の集中力アップに繋がる
朝起きたときに、エネルギー減であるブドウ糖は不足気味になっています。
朝ごはんを食べて、脳にブドウ糖が送られると、脳は元気に活動しはじめて、やる気や集中力アップに繋がります。
体温を上昇してくれる
睡眠中、私たちの対応は低くなっています。
朝起きた直後はまだ体温が低い状態です。
朝食をとることで体全体が目を覚まし、体温は少しづつ上昇しはじめて活動モードへと切り替わります。
肥満の防止になる
朝食により体内時計のリズムが整うと、脂肪や糖を燃焼させる細胞内のミトコンドリアが増えたり、筋肉の合成を手伝うたんぱく質が活性化します。
それにより代謝効率がアップをして、肥満防止へと繋がるのです。
お通じの改善
朝、胃や腸は空腹状態になっています。
食べ物が入ると胃から脳へと信号が送られて、便意が促され「胃・大腸反射」が起こります。
特に朝はこの反射が強く生じりやすいといわれているので、朝食をたべて刺激してください。
睡眠ホルモンを分泌してくれる
朝、乳製品や納豆などに多く含まれる必須アミノ酸のトリプトファンを摂ると、精神を安定させるセロトニンがお昼頃に大量に分泌します。
これは夜になると眠りを誘うメラトニンに変化するので、朝はアミノ酸が多く含まれる食べ物を食べるようにしましょう。
アミノ酸が多く含まれる食べ物
牛肉や豚肉、鶏肉といった肉類、鮭やマグロなどの魚類が良質たんぱく質とよばれる、アミノ酸が多く含まれる食べ物の代表になります。
その他には、牛乳や鶏卵や、豆腐やきな粉などの大豆製品、その他の豆類も多く含まれています。
子どもの学力や体力にも影響が出る
朝ごはんを毎日食べる子どもは「あまり食べない」「まったく食べない」子どもよりも学力テストの成績、体力ともに勝っていることが調査の結果から明らかになっている。
※文部科学省「平成26年度全国学力・学習状況」「平成25年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」
いくら朝ごはんを食べた方が良いと言っても、朝はあまり食事は喉が通らないという人も中にはいると思います。
そんな人には個人的には米麹の甘酒をおすすめしたいと思います。
米麹の甘酒には、ビタミンB1・B2・B6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸の栄養分が入っていて、「飲む点滴」という別名まであります。
詳しくはこちらをご参照ください。
ただ、直接病院の先生に確認をしたところ、やはり米麹の甘酒では栄養が偏るということで、何か野菜か果物を摂取した方が良いとのことでした。
なので、固形物を朝から口にするのはちょっとと思う方は、米麹の甘酒に、グリーンスムージーだったり、青汁のドリンクも一緒に朝の準備をしながら飲んでみてはいかがでしょうか?
朝ごはんを食べていない人は、是非今からでも遅くないので実りある一日のために食べるようにしてみてください。
※参照元:class A 薬局の健康情報紙 ライフ 4月号