【スタマイ】可愛ひかる R分析させて!Lv.20(秘密♡フラグメント)※シナリオネタバレ

ひかるくんの考え方とか、人間性というか、思考というか、お話しを読むたびに何か良いな~って思うのと、この外見がとても可愛くて人懐っこくて、一瞬女の子友だち感覚で接しながらふいに見せる男性的な表情にいつもドキってさせられて、お話しなのに読んでいる途中で私の中に謎の間を残します。

妙にカードのRなのに、Rと思えないキュンを私は与えられてしまった!

秘密♡フラグメント

泉玲「前から不思議だったんだけど、ひかるくんってどうして心理学を専攻したの?」

可愛ひかる「ん?その質問、どういう意味?」

発表用の資料をホッチキスで留めていたひかるくんは作業をやめ、顔を上げた。

泉玲「うーん・・・なんていうかひかるくんって理系の人っぽく見えるから」

可愛ひかる「そっかー」

それだけを言うとひかるくんは再び作業に戻る。

泉玲「・・・えっ!?答えてくれないの!?」

可愛ひかる「あ、ごめん。君の答え聞いて満足しちゃった。心理学を専攻したのは行動心理を統計的に分析したかったからかな~。普通の答えでごめんね」

そういうとひかるくんは可愛く微笑む。

(なんだろう、今の感じ・・・)

普段と違う妙な『間』のようなものを感じて、さっきの言葉をそのまま受け取っていいのかどうか分からなくなる。

(時々掴めないよね、ひかるくんって)

可愛ひかる「今、僕のこと掴めないなって思ったでしょ?」

泉玲「え・・・!?」

可愛ひかる「それは試行回数が足りてなくてデータが揃っていないからそう感じるだけで、何度もトライを繰り返せば感覚が掴めてくると思うから」

泉玲「ちょ、ちょっと待って。どうして私の考えてることが分かったの?」

可愛ひかる「細かい動きや声、そこにその人の個性を加味して総合的に分析すればある程度の推測は可能だからね~」

可愛ひかる「たとえ一つ一つの行動の意図を汲むことができなくても・・・断片―――つまりフラグメントを集めれば意味が見えてくるものでしょ?」

泉玲「なるほど・・・」

言われてみれば確かにそうだと納得させられてしまう。

(あれ、でもよくよく考えてみると、それって当然のことのような・・・)

相手のことを知りたいと思ったら、まずはよく見聞きすることが大切だ。

そして知れば知るほど考えが読めるようになる。

(ひかるくんの言ってることって、そんなに難しい話じゃないのかも)

心理学なんてあまりに未知の領域で、どこかとっつきにくさを感じていた。

けれどこうやって置き換えて考えていけば、ひかるくんの言うことをもっと理解できるかもしれない。

(それってなんか嬉しいかも)

泉玲「ふふっ・・・」

可愛ひかる「なになに?面白いことでもあった?」

泉玲「ちょっとね」

誤魔化すようにそういうとひかるくんは私の隣へと移動してくる。

可愛ひかる「えー、秘密にしないで教えてよ」

泉玲「でもひかるくん、推測できるんでしょ?」

可愛ひかる「ふふ、分かった。その挑戦、受けるよ」

そういうと私の頭の中を探るようにじっと瞳をのぞき込んでくる。

可愛ひかる「・・・・」

何も言わず真剣な顔で見られると、本当に何もかも見透かされてしまっているかのような感覚を覚える。

(なんか恥ずかしいな・・・)

(もし、考えてること全部ひかるくんに知られちゃったら―――)

そう思うといてもたってもいられず私は目を伏せてしまった。

可愛ひかる「まだデータが足りないかな。こっち見て?」

泉玲「・・・!」

頬に手を添えゆっくりと上を向かせる。

今のひかるくんはいつものような可愛らしさだけじゃなくて、どこか鋭さを含んだ雰囲気を漂わせていた。

ひかるくんは、再び私の瞳を覗き込み―――

瀬尾鳴海「・・・何をしている?」

可愛ひかる「あ、瀬尾さん!お帰りなさーい」

瀬尾さんが中に入って来た途端、ひかるくんはいつもの可愛い笑顔を浮かべ私から離れる。

(今の、なんだったんだろう・・・)

なんだか裏の部分を垣間見たような気分にさせられてしまう。

そのせいか私の心臓の鼓動は速まり、その日はもうひかるくんの顔を正面から見ることができなくなってしまうのだった。

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