ドラマ『おっさんずラブ』を最後まで観た感想 ※ネタバレ含む

あらすじ

まったくモテない33歳の春田創一は、会社上司の黒澤武蔵と会社後輩(ドラマスペシャル版では長谷川幸也、連続ドラマ版では牧凌太)の2人の同性に告白される。困惑しながらもピュアな恋心を持つ男たちの存在がいつしか春田の心を大きく揺さぶる珠玉のラブストーリーとして描いている(wikiより拝借)

ドラマを最後まで観た感想

はぁ、尊い…ってこういう時に使う言葉なのだろうなと、初めて理解してしまった。

男性同士の恋愛、しかもおじさんたちの恋愛というこの作品ですが、こんなにキュンキュンして感情移入できる作品はなかなかなかったかもしれない。

最後まで観て思ったことは、本当の幸せになるということはこういうことなんだなって。

誰も不幸になっていない、みんなが幸せな気持ちになれる作品。

この作品を観て素敵だなと思ったところは、みんなが田中圭さん演じる春田さんを愛していて、その春田さんの幸せを願っているというところ。

だから付き合うということも、結婚前提だし、別れる時も春田さんの幸せを願っての決意であり、別れてもずっと春田さんを想ってる。

既婚者が片想いでも好きな人ができて、その相手に告白をするということは、既に結婚している相手とは別れてからが礼儀ということも本来ならばそうだよなとも思った。

既婚の身で上手くいったら妻とは別れますとか、よく世間やワイドショーなどで耳にするが、なんとも自分勝手などちらの相手にも失礼な話だよな。

冷静に考えて、誰がそんな男性と付き合って幸せになれると思うのか。。

逆に付き合っても、明日は我が身で自分も同じ目に遭うと普通ならばどこかで思って不安になってしまう。

だが、この作品内で春田さんを想う二人の男性は、そのような不安を抱かせないようにちゃんとキッチリけじめをつけた上で春田さんと向き合っていると思った。

例え相手に振られても、それこそ結婚式の式の途中でやっぱり他の人が好きです、ごめんなさいなんて本来ならば許されないし、恨まれてもおかしくないシチュエーションなのに、それでも部長は春田さんを恨んだりしないし、その一年間の日々や想っていた日々さえも愛おしく、素敵な思い出だと思える。

本当に相手を好きになって想うということは、どういうことかも考えさせられた作品。

私ならば、同じ目に遭ったら恨んでしまうと思う・・・殆どの人がそうだと思うのだけれども、ならば本当に部長と同じような感じで相手への思いを考えた場合、果たして本当にそれは愛だったのかと聞かれたら、多分愛ではなく好きって気持ちの恋よりの気持ちのような気がする。

本当に相手を想う好き。
愛とは…

真の愛ってこんなに純粋で直向きなものなのだなって、そしてそんな恋愛をしてしまったら誰もが純粋な気持ちになってしまうんだなって。

それくらいに部長の春田さんへの愛は純粋で可愛かった。

そして、そんな部長だからこそ妻である蝶子さんも最初は離婚を言われて、えぇーってなっても途中から応援してくれたのだと思う。

そういう点でも別れて恨まれない人というのは、一緒にいる時にこの上なく相手を想いやってくれたかどうかだと思う。

気付かない相手もいるから全てではないかもしれないが、この上なく無限の愛で包まれるってそういうことなのかな。

もう満たされて満たされて満たされたからこそ、別れ話とか辛いことがあっても相手の幸せを願って受け入れられるのではないかなって。

相手の幸せを考えて身を引く…

なかなかできる行為ではない。

それを部長も牧くんもやってのけて、尚且つ辛い気持ちも堪えて胸にしまって今まで通りに接するって凄いことだと思う。

本当の意味での愛ってそういうことなんだな。

そして、牧くんは別れて一年もその気持ちを胸にしまって普通に接していたけれども、部長は幸せな思い出を胸にちゃんと前向きに進めているところがまた大人の魅力だったり、人間的魅力にも感じた。

はぁ…尊い。

ノンケだった春田さんが牧くんを好きになって、最後牧くんにプロポーズするなんて誰が最初に観ていて思ったのだろうか?

ノンケを振り向かせた牧くんも逆に凄い!

以前読んだIKKOさんの本に、IKKOさんが好きになる相手はノンケが多くて、そんな相手に振り向いてもらうためには女性以上の努力が必要とあったけれども、そういうのも何か伝わった気がした。

だけど、、なんとなくだけれどもBL漫画でもよく描かれているのだけれとも、女性との恋愛と違って男性との恋愛は出逢いが少ない分余計に重きを置くのだと思う。

男性が女性と別れたら他にもいるからって思うのは、結局外を歩いたらいくらでもいるからもあるのかもしれない。

だけど、男性同士ではそういう相手がそもそもなかなかいないなら、お互いが大事にするのかなって。。

実際は多分男女の恋愛同様にドロドロしてるのだとは想うけれども、女性が好むBLものは何故か生々しくなくてピュアな作品が多い。

そういう点でも、女性は結局いつまでも夢見る夢子ちゃんでシンデレラストーリーに憧れてしまう生き物なのだなとも思ってしまう。

改めて観終わって、相手の幸せを願える恋愛なり結婚なりをしたいと思った。

そして、そう思える相手とずっと一緒にいたいと思った。

はぁ、本当に考えさせられたし普通に観ていてもキュンキュンしたし、最後は泣いてしまったし、素敵な作品を作ってくださってありがとうございました。

最後まで本当に観て良かったです。

出演者の方々もとてもドラマ内以外でも仲が良かったみたいで、現場全体もとても良い空間での撮影だったと聞けたところも凄く観て良かったと思えた点でした。

まだ観ていない人で恋愛ドラマが好きな人には是非観て欲しいと思える作品です。

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