【スタマイ】神楽亜貴 SR 寝ても覚めても Lv.40(暖かなそれはきっと)※シナリオネタバレ

なんやかんや、神楽さんて優しいのだよな・・・。

最近私の周辺で神楽さん人気がウナギ登りです!!ツンデレ可愛い♡

暖かなそれはきっと

(やばいやばい、まさかこんな終電ギリギリの時間になるなんて!)

神楽さんからの連絡で、仕事が終わった後に呼び出されていたのだけれど・・・

(メールも電話も入れたけど、神楽さんから応答がない)

(うん・・・とりあえず、謝りたおそう)

アトリエに到着して、そっとドアをノックする。

泉玲「すみません遅くなりました!神楽さん、ごめんなさい!・・・あれ?」

アトリエの電気はついたまま。

神楽さんは作業台に突っ伏したように眠っていた。

(仮眠中か。あ、これ新作かな?)

作りかけのドレスらしきものが、大事に神楽さんの手元に置いてある。

(他にも型紙とか、裁断したやつとか、あ、あのトルソーに着せてるのも・・・)

(もしかして、ずっと作業してたのかな。だから返信もなかったのかも)

ふと、神楽さんの顔を覗き込む。

(疲れた顔してるけど、顔が整ってるから全然マイナスになってない)

穏やかな寝息と一緒に、まつげが震えている。

(まつげ、長いなあ。触ったらまずいかな?)

(いやいやそんなことしたら不審者でしょ・・・けど、ちょっとくらい・・・うーん、でも)

指を出したり、引っ込めたりと葛藤が続く。

泉玲「ちょっとだけなら」

神楽亜貴「ねえ」

泉玲「ひえっ!はいっ!」

神楽亜貴「・・・なにしてるの」

(起きた!)

いつの間にか、寝起きの神楽さんがこちらをじっとり見つめている。

泉玲「いや、あの・・・お、お疲れ様です、神楽さん」

(お、怒られる・・・)

神楽亜貴「・・・君の方こそね」

泉玲「あれ?」

(意外・・・絶対に怒られると思ったのに)

身構えていた私をよそに、神楽さんは大きく伸びをした。

神楽亜貴「いつ、ここに着いたの」

泉玲「ついさっきです。すみません、仕事が立て込んで、こんな時間になってしまって」

神楽亜貴「本当は頼みたいことがあったんだけど」

泉玲「ごめんなさい。あの、今からじゃもう間に合いませんか?」

神楽亜貴「別にもういいって、ていうかこっちも結構いっぱいいっぱいだったから・・・さすがにこんな時間まで働いていた人に仕事をさせるほど鬼じゃないし」

泉玲「え?私はまだ大丈夫ですよ?」

神楽亜貴「はあ?なに馬鹿なこと言ってるの、自分の顔、鏡で見てみなよ。隣のソファ、使っていいから。まずは休んでて」

泉玲「でも、神楽さんだってずっと作業してるのに・・・」

神楽亜貴「『今』は頼まないってこと。休んだ後からでも君への頼み事は有効だから」

泉玲「・・・」

神楽亜貴「はあ・・・、じゃあ頼んであげる」

神楽亜貴「今は傍にいるだけでいい」

泉玲「!」

神楽亜貴「そういうわけだから。目の届くところにいて、寝ててくれる?その後で嫌ってほど働いてもらうから」

(ドキッとしちゃったけど、いつもの神楽さんだ・・・)

泉玲「ええと・・・じゃあ、お言葉に甘えて」

神楽亜貴「ちょっと待って」

泉玲「へ?うわっ!」

ソファの方へ向きを変えた私に、頭から毛布がかけられる。

神楽亜貴「そうそう、ここで風邪でも引かれたら堪らないし。それ被って暖かくして寝て」

泉玲「あ、ありがとうございます」

神楽さんはもう仕事モードに切り替わったのか、作業に戻っていた。

部屋の中のミシンの音が響きだす。

(・・・この毛布、神楽さんの匂いがする)

ソファで毛布にくるまっていると、ほのかに神楽さんの香水が鼻をくすぐる。

泉玲「おやすみなさい、神楽さん」

(起きたらいっぱい手伝いますね・・・)

意外にも心地よいミシンの音の中で、私は静かに目を閉じた。

神楽亜貴「・・・おやすみ」

そんな声が聞こえたような気がした。

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