今ネット上で松本小夜香さんが書かれた『40代が似合わないTシャツはコレ! 失敗しがちな真夏の痛カジュアル5選』という記事内の「ロックTシャツ」の記事の内容が炎上をしています。
一番炎上していたのが「ロックTシャツ」の項目だったのですが、全体を通してこの人の書いた記事を読むと私も「ん?」って思うところが多々ありました。
記事全体を読むと、もはや40代はTシャツは絶対に着てはいけないアイテムとして書かれているとしか思えませんでした。
一番私が驚いたのは「真っ白なTシャツ」なのですが、これを痛いアイテムに入れられたのはビックリです。
ただ内容を読むと
眩しいほどの白いTシャツは「爽やかに見えて顔映りがいい」と信じて、着ているアラフォー女性をよく見かけます。しかし、一点の曇りもない白Tは、逆に肌のくすみを目立たせて老け見えさせてしまう危険性が高いアイテムです。デザインによっては体操服っぽくも見えてしまったりと、難易度も高いので、今季なら自分の肌に似合うニュアンスカラーを取り入れた方が失敗せずに済むと思います。
※引用元:https://otonasalone.jp/77054/
ふふふふって微笑ましい気持ちで読んだのは確かです。
そういう視点もあるのだなと、確かにデザインや素材によってはそう見える人もいるのかもしれないなという気持ちです。
で、実際に私もネットの方々同様に記事を書いた松本小夜香さんを検索してみたのですが、ご本人が着用しているのは「真っ黒なTシャツ」「ボーダーシャツ」のようだったので、なるほど(自分の好みの話なのか)とは思いましたが、今回は「ロックTシャツ」が炎上していて一番騒がれているのがこちらの項目なので、「ロックTシャツ」だけを見た上で松本小夜香さん側の立ち位置で記事の内容を考えてみたいと思います。
40代女性のロックTシャツはヤバイ?松本小夜香さん、問題の記事について考えてみた
アラフォーのファッションで、一番大切なのが清潔感と品。ロックを聴いたり、バンドのファンでいることが悪いと言っているわけではありませんが、上品さや清潔感とは対極の位置にあるロックTシャツは、10代〜せいぜい20代前半までしか許されないアイテムです。精神的に大人になり切れていないのかな、常識がなくて変わった人なのかな、と思われたくなければ、部屋着やパジャマにするのもやめて、こっそり思い出とともにしまうか、断捨離リストへ入れてください。
※引用元:https://otonasalone.jp/77054/
今回炎上したのが、こちらの記事の内容になります。
死にそう
部屋着にすら許してもらえないって
どーゆーこと?
誰?この松本小夜香って、誰?
めちゃくちゃオシャレな人なの?
常識なくて変わった人認定された。
ヤバい過呼吸になりそう pic.twitter.com/zuhEvDIp8w— みーめた (@935Sin) 2018年8月14日
一番話題になっているのが、みーめた (@935Sin)さんのこちらの投稿で、現在7,886件のリツイート、8,200件のいいねがされています。
トレンドに挙がったことにより、この件について様々な人が投稿をしている内容を拝見したのですが・・・何故ここまで炎上したのかが正直分かりませんでした・・・。
この件について色々意見をしている内容を拝見すると、断定的な発言をされているのが良くなかったようです。
例えば
「上品さや清潔感とは対極の位置にあるロックTシャツは、10代〜せいぜい20代前半までしか許されないアイテムです」
ネット上でも様々な人が怒りの声を上げていました。
「30代や40代は着てはいけないのか」「大きなお世話」など。
『風俗に行ったら人生変わった』という映画内で佐々木希さんがロックTシャツを着用していたのですが、とても可愛いと思った印象があります。
「ネット上でも着こなし方がお洒落」「可愛い」と話題になっていました。
しかしですよ、このロックTシャツの項目の記事の内容はあくまでも前提が『上品さや清潔感』についてを書きたいわけですよね。
冒頭から何度も「上品さや清潔感」の文字が出てくるから確実にそうなのですよ。
いくら佐々木希さんが可愛くてロックTシャツを可愛く着こなしていても、それが上品さや清潔感が溢れて見えるかと問われたら見えると答える人は少ないと思います。
そうした場合に、ロックTシャツは上品で清潔感のある服装なのか?というところについて考えてみてもらいたいのです。
極端な話、本当に上品で清潔感のある服装ならば、フォーマルな場でもカジュアルオフィスの社内でも着用しても問題ない服装として認定されていてもおかしくないはずなのです。
しかし社会においては、ロックTシャツというのはあくまでもカジュアル着として定着していると思います。
しかもですよ、カジュアルオフィス着用の社内で着ることはNGになっている段階で、同じカジュアルでもかなりプライベートよりのカジュアル着として定着していると思うのです。
実際に考えてみて欲しいのが「上品で清潔感のある服装で来てください」と言われて、ロックTシャツを着て行く人は殆どいないと思います。
そう言われて40代の女性の人がロックTシャツを着て来たら、相手の人はどのように思うと思いますか?
「精神的に大人になり切れていないのかな、常識がなくて変わった人なのかな」
私も同じような印象を受けて、ちょっと様子を伺って距離を置くと思います。
「上品で清潔感のある服装で来てください」と言われて、ロックTシャツを着てくる40代女性・・・実際に職場に来たらどう思うでしょうか?
同じロック好きだとしたならば「この人、気が合う!」「行動がまさにロックだ!」と思うのかもしれませんが、普通の会社や世間一般の人からすると常識がなくて変わった人、という印象を抱くと思います。
ここまで読んでもまだ、モヤモヤする人のために、ロックとは何かについて考えてみてもらいたいです。
カート・コーバンが思うロックとは
ロックバンド、ニルヴァーナのボーカリスト兼ギタリストとして知られるカート・コーバンが残した言葉にこのような言葉があります。
「ロックの核心は反体制、反権力だ。成功した俺にもうロックは歌えない。聴衆は誰一人ごまかしたくない。こんなはずじゃなかった。成功したからオレも死ぬ。」
「ロックの核心は反体制、反権力だ」
これなのです。
上品さや清潔感などはロックには求められておらず、むしろその逆を推奨しているのではないでしょうか。
ロックが好きだけれども、私は上品で誰よりも清潔感がある!というのを前面に思うこと自体がロックではないというか。
今回の記事が炎上してネットの反応を見た時に、やたらこの「ロックTシャツ」の項目だけ反発している人の投稿内容の言葉選びや表現などの言い回しが怖いという印象を受けました。
けれども、そういうのがロックなのではないのかなと個人的には思うのです。
分かりやすく説明をすると、ロックTシャツを人前で着ている人で吉永小百合さんのような立ち居振る舞いや話し方をする人は殆どいませんよね。
世界中探したら何人かはいると思うのですが、殆どの人はそうではないと思います。
ロックのライブでファビラスな香りが熱気とともに充満するでしょうか?しませんよね?
汗の臭いや煙草の臭いの方がロックな香りのイメージだと思うのです。
そしてもはやロックにおいては香りという言葉さえ私の中では似合わないと思うのです。
臭いですよ、臭い!
そう考えると、多分私が思うには今回記事を書いた松本小夜香さんは吉永小百合さんのような女性を素敵な大人の女性だと思っているとしたら・・・このように書かれてもおかしくないのではないのかなと思います(実際にそのように思っているかは分かりませんが、あくまでも例え話です)。
自分が目指していてこういう人になりたいという理想や自分はこうしていますという内容をただ記事にしているのでは?とも考えられます。
ロックTシャツは部屋着やパジャマに何故してはいけないのか?
松本小夜香さんの今回炎上した記事の「ロックTシャツ」の項目の最後には、
「部屋着やパジャマにするのもやめて、こっそり思い出とともにしまうか、断捨離リストへ入れてください。」
こちらに関しても「部屋着にするのも許されないのか」「こっそり思い出と書かれても、現役なんですが」などの声も見受けられました。
確かに部屋着やパジャマにするのも許されないというのは言い過ぎのようにも思いましたが、あくまでもこの「ロックTシャツ」の記事のテーマは「上品さや清潔感」ということを忘れないでください。
そして私が考察するに、松本小夜香さんは吉永小百合さんのような女性を素敵な女性だと思っているということも念頭においてください(実際にそのように思っているかは分かりませんが、あくまでも例え話です)。
以前読んだ禅の僧侶の本に書かれていた内容で
「人が見ていない場所での自分こそが本当の自分」
のように書かれているのを目にしたことがあります。
つまりは、誰も見ていない場所(家など)でどのように過ごすかが、真の自分の姿になるということと、そういう時にどのように過ごすかが外でもふとした瞬間に現れるということです。
家の中ではジャージやスウェットなどで過ごし、寝っ転がってダラダラ、ゴロゴロとだらしない生活をしている人はいくら外で気を付けていてもふとした時に出てしまう。
ちなみに余談ですが、吉永小百合さんはお家の中でスウェットにTシャツ姿だそうです。
その理由として、いつでも運動できる服装でいるためとのこと。
実際にご年齢を考慮すると、背筋もピンとしていて年齢を感じさせないハツラツとした印象を受けますよね。
なので、そのような服装を悪く言っているわけではありません。
話を戻します。
大抵の人は、家の中や誰も見ていない場所は気を抜いて唯一くつろげてだらしなくできる場所や時間だと思いがちなのですが、一部の本ではそういう時こそ自分を律して正す時間と捉える思考があります。
その時間にロックな音楽を聴いて、ロックな服装をするとなると、外に出た時もやはり言動はロックな人間になるのではないでしょうか?
実際に私は普段アニメを好む二次元オタクよりなのですが、外での他人様からの印象は「精神年齢が低い」「子どもっぽい」「苦労をしたことがない人間」などの印象を与えています。
隠しているつもりもないからもありますが、隠している時でさえも、そのように相手には受け取られることが多々会社勤めをしている時にありました。
上品さや清潔感のある女性になりたいと思ったならば、誰も見ていない家の中でこそ、そのような装い(言動)をしましょうと松本小夜香さんは言いたかったと考えた場合、ロックTシャツをパジャマや部屋着にすることを松本小夜香さんならばどのように考えるか・・・必然的に断捨離になると思うのです。
全体を通して考えると、松本小夜香さんがイメージして伝えたいと思って記事を書いた読者と、今回炎上するきっかけになった読者の方の世界観が全く違うことが問題だったのではないでしょうか。
最近この服装に関しては色々と考えてしまうことが多くて、自分の服装が一番だと思っている人はかなりの率で他人の服装をけなします。
今回のバンドTシャツを実際に着ている人たちも、自分の好きなものを批判されたことに関しての報復的意味もあるとは思いますが、松本小夜香さんの服装に関して厳しい声を挙げていました。
ただ、これを言いだすとお互い様になってしまうようにも思えて、逆にバンドTシャツやバンドを好きな人の印象も悪くなってしまうように感じました。
実際に様々な人の声を見ても「怖い」という印象を受けたのが正直な感想です。
今回の件で炎上をしてバンド好き=怖い人たちのような印象に世間で思われないのかを心配している人も中にはいましたが、殆どの人が言葉選びも含めて怖い印象を与える意見をしていました。
あくまでもネットの記事やメディアの情報などは、一意見として捉えるのが良いのではないのかなと思います。
世界は広くて様々な人がいるから面白いという意見もあります。
だからこそ、こういう意見もあるのだなとか、こういう風に思う人もいるのだと思ってみてはいかがでしょうか?
こちらもオススメ⇒『40代女性のロックTシャツはヤバイ!?40歳女性のロックTシャツの賢い使い方が話題!』