漫画「オリオリスープ」最後まで読んだ感想 ※ネタバレ含む

作品の内容紹介

本の装丁などを扱うデザイナー・原田織ヱおりえ(26)は、スープが大好き。

スープと言っても、種類は色々。薬膳スープから、ポトフやミルク煮や梅酒やら……汁物なら、なんでもアリ。季節の様々な素材を取り入れたスープを楽しむ日々。

空腹時、閲覧注意。
四季折々のスープを、めしあがれ(ネットより拝借)

「オリオリスープ」最後まで読んだ感想

タイトルが「オリオリスープ」とのことだけあり、主人公の織ヱ(オリエ)さんがスープや料理を作るのがメインの作品です。

織ヱさんは一応お仕事はできる人なのですが、女子力は基本ゼロのマイペースな人。

祖父が亡くなった時に、食事を取れなくなった祖父の代わりに母親が作ったものを祖父にすすめられるままに食べたことにより、祖父がやせ細って死んでしまったのでは?自分が殺したのでは?というトラウマを持っている。

全4巻の中で、何度か祖父との想い出が描かれています。

作品当初は同僚の弥燕(ビエン)さんという人は織江さんのズボラな感じや、滅茶苦茶なのにそれがまた仕事面で上手くいくことを良く思っておらず険悪だったのですが、最終巻では弥燕さんのご家庭の事情に触れ、弥燕さんの祖父も織ヱさんの祖父同様に有名な方だったようで、その人の作品の本の装丁を任され、最終的には2人でステキな作品を作り上げて認めてもらえます。

その後、2人は先生からクビを言い渡され、2人は一緒に仕事をすることになり、5年後に話は飛びます。

織ヱさんの儀式のようなスープ作りを一緒にしたり、弥燕さんの髪の毛を織ヱさんが切ったりする様子からして結婚したのかな~というような雰囲気の中、弥燕さんが織ヱさんに「おじいさんになっても、おばあさんになってもあなたとダシ作りをしたいです」と言い、織ヱさんも「私も」との会話からして2人は円満な毎日を過ごしているのが伺えます。

織ヱさんが当初住んでいたアパートの住人の漫画家の先生は(ヤクザのような雰囲気の)、織ヱさんの友人のニーナちゃんと結婚したみたいで結婚と同時に仕事を辞めて、子どももできて、漫画家の先生のマネージャーになったようです。

お話の内容がどうこうよりも、私は出てくるレシピを楽しみに購入していたので、特にどのキャラに感情移入とかは一つもありませんでした。

織ヱさんは酒癖が悪く、飲むと記憶を無くして誰とでも寝てしまうという設定が当初あり(一度描かれた後は心を入れ替えて断るようになる)が、ネット上では織ヱさんのその尻軽なところが一番気持ち悪いとの声が目立っていましたが…個人的には作者を擁護するとするならば、元々織ヱさんの友だちとの学生時代のエピソードを読んでも変わった人なのは確かなので、その変わった性格に祖父が亡くなった件で傷を抱えてメンヘラ気質になってしまったのではないのかなと…。

一人で平気だったり、マイペースに好き勝手にしているようで飲んだ時にやはり実家に帰りたいとか、人恋しいなど何か思っていたのかなとか思いました。

個人的にはそのような経験はないのですが、ドラマでも他の作品でもよくあるあるという設定なのに何故ここまで嫌悪されていたのかなとは疑問に思いつつ、多分それを筆頭に全体的に織ヱさんという主人公が読者には受け入れがたい存在だったのかもしれないですね。

ネットの評価を見ても、感情移入ができないというのをやたら目にしました。

作品は春夏秋冬の何月上旬、何月下旬、という区切りでその季節の旬がお話の中で料理として登場するので個人的にはその時期にどんなレシピが紹介されていたかなと料理本感覚で読んでいました。

今は検索をすると、クックパッドでレシピは紹介されているみたいなのですが(https://cookpad.com/recipe/list/13885271?page=1)、最近までその存在を知らなかったので自分で分量などを考えて再現するのは楽しかったです。

「オリオリスープ」再現レシピ

漫画『オリオリスープ』に出てくる「菜の花とベーコンのミルク煮」を作ってみた!

漫画『オリオリスープ』レシピ!「サバ缶の冷や汁」を作ってみた
他にもいくつか作ったのですが、需要があるのかは不明ですが、後々時間のある時に記事としてアップしようとは思います。

後からこのようにレシピを紹介するのならば、最初から漫画内で紹介して欲しかったなというのは残念なところ。

あと個人的にモヤモヤしたのは、織ヱさんの設定よりも同じアパートに住む夜のお勤めをしている麗美(ウルミ)ちゃんという女の子の設定です。

高級クラブのキャバ嬢…高級クラブなの?キャバクラなの?というツッコミが最初読んだ時から止まりません。

クラブよりのキャバクラを指しているのかな?

専門学校に通うために夜のお仕事をしていて、最終的には引っ越すのですが…織ヱさんよりも個人的には麗美ちゃんの設定がなんかモヤモヤしてしまいました。

あと最終話でのニーナちゃんが転職をして漫画家の先生のマネージャーになったとのくだりも、漫画家さんにマネージャーっているの???と妙に表現が違うのではと思ってしまったのですが、漫画家の先生が描いているのだから、そういうのもあるのでしょうね。

話を読むというよりはレシピを楽しむという感覚で料理漫画を読める人にオススメの本です。

お料理が好きな人は是非読んでみてください。

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