世の中には友達は宝という言葉があるほどに友達の存在を必要不可欠のように謳っている。
しかし、個人的に友達とは本当に必要な存在なのかと問われると正直、それほど必要には思わない。
目次
友達が必要ではないと思う理由
悩みや相談を聞いてくれる友達
真っ先に友達が必要だと思う時といえば、愚痴や泣き言やネガティブな発言をしたい時だと思う。
友達ならば否定ではなく肯定してくれる故だが、昨今SNSなどの存在により友達がいなくても愚痴を聞いてくれる人はいくらでもいる。
しかしだ、内容によっては後から愚痴や相談をして後悔する案件はそう少なくない。
私も過去に何度も友人に相談をして後から言わなければ良かったと後悔をした。
大抵の人間は弱みを見せると態度がでかくなる。
特に弱っている時は気にならないが、立ち直った時にその態度の変化に気付くのだ。
一度弱みを見せると立ち直っても、その弱いイメージで接してくる人は多い。
これは面倒臭いことこの上ない。
一番面倒臭いのは、定期的に弱っていないか確認電話をしてくる人だ。
せっかくだからと相談を絞り出してしたら、案の定
「私は頼られている」
「私がいないとこの人はダメなんだ」
のごとくにしつこく連絡をしてくる。
他人の不幸は蜜の味とは友達関係でもゼロではない。
そう考えると、友達に相談をするよりはお悩み相談室に電話をした方が良いのである。
となると、友達…やはり必要性がまるでない。
お茶やご飯や飲みに一緒に行く友達
一番友達関係で多いのが個人的にはこのパターンに思う。
「久しぶりにご飯食べに行こうよ」
実際に会って交わす会話はお互いの近況。
メールのやり取りでも一番多いのが、お互いの近況。
一方的に聞いてきて終わるパターンもあるのだが、そんなに他人の近況って気になるものだろうか?
正直私は知らなくても良い。
女性同士の近況報告は最近今更ながら気付いたのだが、マウントするために他ならない気がする。
「私は今こんなに幸せだけど、あなたは?」
「あなたも幸せなら、私たちお互い幸せで良かったわね」
先日実際にあった会話なのだが、お腹の中で思ったことは
「で?」
相手に少しでも不具合が見られたら全力で慰めてきたり、全てをオーバーに受け止めて会話をする友達。
こんな会話をしながらお洒落なお店で食事やお茶などをしても美味しいハズもなく、時間とお金の無駄のように思ってしまった。
また別の友達も、久しぶりに会いたいから食事でもと誘われて、実際に会えば特に会話もなく最終的にはお互いに無言でスマホゲームをするということがあった。
これもまた時間とお金の無駄である。
人によっては有意義な時間を過ごす人もいるだろう。
特に若者ならばそれこそ他人から学ぶことや影響を受けることは多いが、35歳を越えると自分の中の哲学が確立して他人からの影響など邪魔でしかなくなる。
他人と向き合うよりも、自分自身と向き合う方が時間もお金も有意義に使えるようになる。
となると、友達…やはり必要性がない。
SNSで相互フォローをし合う友達
最近ではSNSで近況や実況のように自分のことを投稿する人が多いが、先日初めて友人にInstagramの相互フォローの申請をされた。
私のTLに初知人のSNSが流れることになるのだが、その友人とはよくメールで趣味についての意見交換などを行なっていてお互いに「気が合うね」と認識し合っていたと思ったのだが…彼女のInstagramは自撮りの嵐だった。
「◯◯に行って写真撮ったから見て」
と言われて、最初は友達の考えられたコーディネートの服装も含めて楽しく見ていたが、次々に投稿される画像全てが自分メインで、もはやどこで撮影したかなどどうでも良くなる。
しかも毎週のようにインスタ映えの場所に精一杯お洒落をして出掛けている写真は、たまにならば良いが全ての投稿がそうだとお腹いっぱいで、あまりの承認欲求や自己顕示欲の強さに吐き気さえ催したくなるレベルだ。
そんな友達と距離を置こうと決めて数ヶ月、彼女からのラインに既読をつけないまま無視をしている。
リアル友達のSNSの相互フォローなどストレス以外の何者でもないと実感した。
となると、友達…やはり必要性がないように思える。
友達だから~とか、変なカテゴリーやこだわりを捨てて、その場その場で気楽に関わる人たちと接したら良いのではないかと最近思う。
周囲の人を見ていたり話を聞くと、あまりにも友達がいなくなるのを恐れたり、一人になる(ハブられる)のを怖がっている人が多いのだが、無理にそのような気持ちで人と接しないで自分の時間をいかに楽しむかをたまには追及してもらいたいと思う。
一人は寂しい、悲しいとやたらネガティブなイメージを持たれるが、意外に一人の時間を極めて充実させると人生は前より明るく感じられるし、自分というものが出来上がると、周囲の様々なことにも振り回されなくなるし、メンタル的にも少し強くなる気がする。
実際にやたらと友達という存在に拘る人間はメンタルが弱いような印象がある。
周囲にも週末必ず休みなく友達との予定を入れている知人がいるが、実際メンタルが弱く、しょっちゅう胃腸炎を起こしている。
人の目・・・若い時はやたらと気にしていたが、大人になると、気にしている方が心が貧しくなるように思えてくる。
心の豊かな日常を過ごすためにも、たまには友達と呼んでいる存在との距離を置いて、自分自身と向き合う時間を沢山設けてみるのはいかがだろうか?