以前付き合った彼に振られた時に、一年後の桜が咲く頃に以下の性格を直せて変われたら復縁を考えると言われた。
・執着しない
・考え過ぎない
・過去をほじくり返さない
・感情的にならない
復縁のために…期限は一年。
その時の一年を私は会えず離れる日々と捉えたら長く感じ、直すための約束の日々と考えれば短過ぎると感じた。
1日足りとも忘れることなく、ありとあらゆる本を読んだり、ネットで調べたりをして、実践をしての繰り返しで、気付けば禅的生活に辿り着いていた。
1日の流れ
朝は5:00前に起床をして、窓を開けて換気をする。
お弁当の準備をして、アーユルヴェーダをした後にストレッチを行い、朝食の準備をしてから、瞑想をする。
その後に朝食をとりながら仕事に行く準備をして、洗い物を片付けて部屋を片付けてから出勤。
帰ってきてからは、夕飯の支度をして、食べながら録画していたアニメを見て、片付けをして、お風呂に入ったあとにストレッチと瞑想をして眠る。
電車の移動中や、お風呂の湯船に浸かりながらなどに色々な書物を読み漁った。
主に住職さんが書いた本が多かった。
週末の過ごし方
朝はいつも通りの時間に起床をして、出勤前までの時間は同じ流れだった。
平日との違いは、誰も見ていない家の中でこそちゃんとした生活をということで、着物に着替えて割烹着を着て洗濯や掃除を行なった。
土曜日はほぼ、洗濯と掃除で1日は潰れた。
日曜日は平日の作り置きをしながら、録画していたアニメやドラマや映画を見たり、瞑想をしたり、本を読んだりして過ごした。
殆ど人とは接しない週末を穏やかに過ごした。
変化や効果
誰とも接しないことと、ネットのニュースなどもなるべく見ないように意識していて、常にコンタクトは他人よりも自分自身と取るようにしていた。
私は穏やかだったし、毎日内側から幸せを感じていた。
毎日は彼がいないこと以外にはとても充実していた。
今までは恋愛依存症で、彼が全てで彼がいないと生きていけないとさえ思っていたのだが、1人で人生を謳歌していた。
桜が満開に咲く頃が近づき、約束は直せて守られたと思った。
一年後の彼との約束
桜が咲き始めた頃に、彼に連絡をした。
一年振りの連絡だった。
結果は失笑ながら着信拒否をされていた。
非通知で再度掛けてみたら、出て会話をした。
約束が守れるまでは連絡もしなければ、会いに行くのもやめようと思っていたこと。
ちゃんと約束したことは直せたから復縁をしたいこと。
彼は約束を覚えていなかった。
そして、必要になったら必ず連絡するから待っていてと私と約束をして連絡を切った。
私は復縁の可能性があるのかな?と少し期待をした。
1ヶ月後再度連絡をしてみた。
着信拒否されたままだった。。
私は彼にとっては都合の良い女であったり、上手にあしらっていたに過ぎず、約束を守るつもりは全くなかったことにやっと気付いた。
そして、連絡をした段階で彼との約束の「執着をしない」が守れていなかったという、ある意味言葉の罠に気付いた。
それから一年
彼との復縁を求める以外は同じ生活を私は続けた。
常に同じ生活習慣を送ることの大切さはこういう時にあるのだなと感じた。
何か変わったことと言えば、今まで他人のために使っていたお金も自分のために使うようになり、貯金も全て使い果たして自分に注いだ。その楽しみも知った。
彼を忘れるために二次元の異性にのめり込むようになり、三次元の異性を嫌悪するようになった。
三次元の彼氏がいる時よりもはるかに毎日幸せを感じた。
1人で死ぬまで生きようと決心をして、そのためにどうしたら良いかを考えながら生きるようになった。
結婚をしたいという夢や希望は全て捨てた。
生きる足枷になると思ったからだ。
別れてからの一年は毎日涙を流し、復縁を願い、1日足りとも努力をしない日はなくて、とにかく変わりたい一心だった。
ただただ本当に復縁をしたいだけだった。
復縁をしたい。
ただそれだけの気持ちが私に与えた効果は凄かったと思うし、今でもその時の1人で過ごして努力をした時間は何一つ無駄ではなかったと思う。
お陰で私は料理の腕も上げれたし、恋愛依存症でもなくなった。
昔ほど執着も何かにしなくなり、多分この2年の1日足りとも怠けないストイックな生活のお陰で結婚も出来たのだと思う。
人生には自分と向き合って努力をしなければいけないけない時期が何度もあるのだと思う。
そして、その時期を乗り越えて成長をしていくのだと思う。
引き寄せの法則に、本当に欲しいものは願った後に手離すことが大事との教えがある。
結婚を諦め、1人で生きる人生を真剣に考えて向き合ったからこそ、結婚出来た気がする。
今言えることは、結婚をしても何も変わらないということと、結婚をしたらしたで、復縁を願ったり、恋人が欲しいと願ったり、結婚をしたいと願ったりする日々と同じくらいの苦悩と努力は続くとだけ言っておきたい。
この経験により、私は人は裏切る生き物だという気持ちが根本的にぬぐえずにいる。
裏切るというよりも、いつか別れる時が来る生き物いうべきだろうか?
その時が来ても、ちゃんと受け入れられるように毎日を後悔なく過ごしたいとは思う(出来ていない今がとにかく辛いが)
人生は多分永遠に努力の積み重ねなのだと思う。
そして、今私はこれからの努力に向けて休息中です。