『フェルメール展 2018』上野の森美術館!平日の混雑状況も含めて行った感想

今、上野の森術館で開催されている『フェルメール展』に平日のお昼に行ってきました。

開催期間が2019.2.3までということもあり、まだ開催されているのでこれから行きたい人は混雑状況や、展示の感想など気になると思うので、全てまとめてお伝えしたいと思います。

「フェルメール展 2018」混雑状況

私はお昼過ぎに上野に到着をしたのですが、改札を出る手前の美術館などのチケットが売られている売り場で既に長蛇の列になっておりました。

最低でもチケット購入までに30分くらいは並んだ気がします。

そして実際にチケットを購入しようとして初めて私は知ったのですが、今回の「フェルメール展」は時間制限システムというのを導入していて、各それぞれ購入チケットに入場可能時間が決められており、上野の駅構内で販売されていたチケットは尚且つ当日その時間しか使用できないチケットというかなり限定されたチケットで売られていました。

チケット購入後に上野の森美術館に行ってみると、チケット売り場はそれほど混雑していなかったので、もしもチケットをお求めになる場合は直接美術館で購入された方が良い気はしました。

で、少し周囲を見渡すと既に何かの列が並んでおり、プラカードを持っている方に伺うと15:00入場の列だと言われて私が急いで並んだのが14:00くらいで、14:30頃には私が並んでいる前の列の量の4倍近くの人の列が並んでいらっしゃいました!

時間になって中を観終わっても含めての混雑を説明するならば、入場制限のあるチケットということだけあって、無理に入場時間ピッタリには入らない方がゆったりと観れるような気がしました。

実際チケットにも「枠内後半の来場がおすすめです」と記載されておりますし、実際に行った感想としても枠内後半の時間に来場することをオススメします。

上野の森美術館「フェルメール展 2018」観賞した感想

実は、上野の森美術館に来たのが初めてなので「いつもそうだよ」と普段行かれる方には思われてしまうかもしれないのですが。

チケットを購入した時に¥2,700って結構高いな・・・と思ったのですが、音声ガイド料金がチケット料金に含まれていて無料で借りられるシステムと、何よりも冊子を手渡されるのが個人的にはとても良かったです。

冊子の中を開けると、音声ガイドの扱い方だったり、会場マップだったり、

絵画の説明などもとても丁寧に記載されていて、正直美術館の美術の説明のところって説明文のせいで混み合っているのでは?ということってありませんか?

そういうところを考慮すると、とても親切な仕組みだなと思いました。

実際に絵画を鑑賞した感想としては、絵画一つ一つに教訓のような意味が含まれているという解説に驚きました。

手紙のやり取りをする隣り合わせに置かれている男女の絵画では、男性側の背景には軽薄な象徴が描かれており、女性側には荒れ狂う波の様子が描かれていて、恋愛はそのように穏やかではいられない様子などを覚悟しなければいけないなどの意味が込められていたりするらしいです。

その他にも、どんちゃん騒ぎをしている大人の絵画にもこの当時にはこのような欲に溺れた人間を恥ずかしく客観視して思うようにのような意味が込められていたらしいです。

どの作品にも何気ない一枚の絵画なのに、背景のステンドグラスに意味があったりなど奥が深くて、説明を聞かないと分からないことばかりででした。

他にも何点かの絵画で同じ上着を着ている女性が作品内にいるのですが、私は同じ女性でお話しか何かの続きで同じ上着を着ているのだと思ったのですが、説明によると画家がその上着を気に入って敢えて女性に着せて描いたそうで、そういうのも説明を聞かないと分からないし、聞くと「くすっ」って微笑ましい気持ちで見ることができますよね。

ただどの絵画もとても作品のサイズが小さい故に混雑は避けられず、混雑して押し退け押し退け状態ではないと見れない雰囲気だった気がしました。

もしかすると、そういう絵画のサイズが小さいが故に混雑状況を想定して、冊子や音声ガイドを無料にしたのかもしれないですね。

絵画の解説を受けながらふと何度も思ったことは、当時の人はその絵画に含まれた意味を理解して見ることが出来たのかはとても何度も疑問に思いました。

何故ならフェルメール展に来ている人たち自身に向けて描かれていると思いながら観ても良いのではないかという意味の作品もあったのだが、多分観に来ている人は何も考えていなかっただろうと私は思ったからです。

年配者の方が平日だからか多かったが、体当たりのようにぶつかってくる人など結構最近の美術館鑑賞は穏やかに観れないことが多く、今日もそのような感じでした。

「他人の振り見て我が振り直せ」

とはよくいうが…フェルメール展の作品の全ての作品ではないが、一部の解説を聞いていて、せめて自分だけでもそのような人間にならないようになど考えさせられました。

最後に展示されていた作品が

◆牛乳を注ぐ女◆

という有名な作品なのだが、タイトル故に見た瞬間からNHKの「何にでも牛乳を注ぐ女」のあの曲が頭の中で鑑賞している間流れたのは言うまでもないのでした。。

来月2/3まで上野の森美術館で開催しているので、興味がある人は是非観に行かれてはいかがでしょうか。

ちなみにナビゲーターの声は石原さとみさんだったのですが、耳に心地良くて解説最高でした!

せめて何か言うならば男性の声がひたすらいらない!
全て石原さとみさんだけの声にしてもらいたかったくらいにもっと声を聞いていたかったと思ったことくらいでしょうか。

料金に解説ナビの機械料も含まれているみたいなので、無料で借りれるので是非行きたいと興味を持たれた人がいたら、借りて観て欲しいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

オススメ記事▼