昔読んだ吉本ばななさんの本の一説に確か『女は安心するとブスになる』ような言葉が書かれていた気がします。
内容としては、主人公のお父さんとお母さんが結婚をしておらず、どうして結婚しないのかとお父さんに尋ねたところ「女は安心するとブスになるから結婚はしない方が良い。実際だからお母さんは今でも綺麗なんじゃないか」みたいな感じにお父さんが言うというような内容だったと思います。
実際のところ・・・今の私がまさにそれです。
そのお父さん、正しいかもです!!!
不安になったら、不安になったで、不幸そうな顔付になるから良くないとはいえ、安心しきって女性であることを放棄するのは、何となくもっといけない気がします。
目次
結婚する前まで
独り身の時はどこに運命の出逢いがあるのか分からないのと、彼氏がいる時は気を緩めて他の女性に目移りされたら怖いということで、一度も正直気を抜いたことはありませんでした。
365日ムダ毛処理さえも怠らないし、お肌の手入れも怠らず、それこそ常に毎日勝負下着!というくらいの気合いの入れようだったのですが、結婚してからの私はというと、全てやっておりません。
永久脱毛をしているので、そんなに毛が生えないという言い訳は通じそうなものの、ムダ毛の処理はしない、勝負下着・・・もはや上下バラバラも定期的にあり、お肌の手入れも時々怠る日々。
『女は安心するとブスになる』結構本当だと思います。
しかも一番そこでアウトなのは、そんな私を旦那様が許してしまう点です。
優しい旦那様の危険性
「そのままじゃダメだよ、ちゃんと女性らしくしていようね」などと叱ってくれれば、結婚前などの私に戻れそうな気もするのですが、まずどんな私も受け入れてくれるという包容力!
辛うじて女性らしい外見が保てている理由と言えば、仕事をしているからでしょうか?
専業主婦になったら完璧、私は堕落するのが目に見えています。
けれども、引き寄せに成功をしたのか、マジカルオイルが効いたのか、不安要素も旦那様には最近ないのですよね・・・結婚当初は本当に喧嘩が絶えなくて、喧嘩になる度に離婚だ!離婚届けだ!!の騒ぎだったのですが、1年くらいになってくると、お互いがお互いの生活習慣や人間性などに慣れてきたり合わせ方を学習してきたりで、喧嘩もなくなりました(こちらを参照⇒『新婚夫婦ほど離婚の危機!?どこの新婚夫婦も大喧嘩をしている!?』)。
旦那様は実家暮らしで家事がいっさい出来ない人だったのですが、結婚をしてから少しづつ覚えてくれて、今では殆ど私よりも家事をしてくれています。
あまりにも最近凄く平和なので、少し旦那様のことを考えてみたのですが、私にはもったいないくらいの人だと思いますし、多分理想の望んだ相手そのものだとも思います。
「不安な恋愛」VS「安心感のある結婚」
結婚する前の私の過去の恋愛といえば、本当に毎日のように相手に不安を抱いていて、自分から今思えば気持ち悪いくらいに、暇さえあれば相手に「私のこと好き?」と確認をしていたと思います。
そういう私の性格から、周囲には「フランス人」と結婚すれば良いのにと言われていました。
※フランス人は毎日のように愛していると言ってくれるらしい
けれども、日本人は文化的に、あまり男性が女性に「愛してる」とか「好き」とか沢山言わないのです。
以前付き合っている相手に伝えたところ、「言動を観れば分かるでしょ」「好きだから一緒にいるんじゃないの?」「恥ずかしい」などと言われて、観れば分からないし、言われたい気持ちなども重なって、不安で気が狂いそうだったこともあり、自分から相手に「好きだよ」とか気持ちを伝えて安心を得ていました。
その点、今の旦那様は毎日のように「大好き」と言ってくれるので、自分からは全く言わなくなりました。
そして益々不安とは無縁で女子力は低下していくばかり・・・おばさん街道まっしぐら!
だったのですが、先月銀座の行きつけの美容院の担当さんがいなくなっていまい、新しく美容院を探さなくてはいけなくなってしまいました。
定期的に行くお店の場所はお洒落な人たちがいる街で探すべし!
基本的に安くて、若くてチャラそうに見えない男性で(出来ればオジサンっぽい感じ)、職歴が長くて、少し変わってそうな感じの人が良いなと探していたところ、表参道に一番条件に近いお店を見つけたので、先日早速行ってみたところ、表参道・・・久し振りに行きました。
通る人、通る人、皆モデルさんか芸能人のように綺麗な人ばかりでビックリしました!
背は高いし、身体の線は細いし、何よりも顔は小さいし、今年流行りのお洋服を全員が着て歩いていました。
今年流行のベルトですが(こちらを参照⇒『今年流行のベルトファッションが可愛い♡ / 流行はプチプラで取り入れるべし!』、職場付近は通勤時では正直誰もしていません。
何気に「本当に今年の流行なのかな?」とか「今は誰も流行と言われても、身に着けない時代なのかな」と思っていましたが、流行のベルト、美容院の店員さんも、町中の人も沢山みんな着けている!そして何より可愛い♡
そして雰囲気とか存在とかキラキラしていて、「何この眩しい生き物!!」と思わず「海月姫」の月海ちゃんみたいなリアクションになりました。
※「海月姫」画像:ネットより拝借
職場で多少気を使って身だしなみは整えるとはいえ、やはり職場は所詮職場ですな。
確かにランチ時に高級なお店などに行くと、キラキラOL女子とかはおりますが、私が通っている職場はどちらかというと地味な感じの方が多くて、肩書のある女性の管理職の人と人事総務の方のみ、キラキラした服装をしているので、無意識にどんどん地味に私もなっていたかもしれません。
つまりは表参道の美容院、お店のドアの前で入るのを躊躇ってしまった・・・。
本当に「海月姫」の月海ちゃん状態でした!
※「海月姫」画像:ネットより拝借
しかし予約はしてしまって時間も間近だったことや、髪の毛の状態もかなりヤバかったこともあり、お店の前で悩んで悩んで悩んだあげくにやっと来店して、後はひたすら下を向いて、黙々とゲームアプリ(スタマイ)をしていました。
担当の男性の方の営業話術が高度だったので、どうにか緊張は解れたものの、恥ずかしかったです。
何やら場違いというか、お店に私が存在していることが恥ずかしいとさえ思えてしまいました。
失ってはいけない女性らしさという鎧装着
何気に女性はモテるモテないや、恋愛、結婚するなどの意識以前に、女性らしくあろうと思う気持ちを失ってはいけないなと改めて痛感した次第です。
「海月姫」の尼~ずは彼氏もおらず、結婚もしていない女性のオタクさんたちですが、結婚をしていてもオタク街道まっしぐらで、安心しきっていると、簡単に尼~ずみたいになってしまうのだと勉強になりました。
※「海月姫」画像:ネットより拝借
女性のお洒落や美しさはいわば鎧です、確かに今のままでは何かあっても戦えないと思います。
問答無用に負け戦です。
外見を意識し過ぎも良くありませんが、意識しなさ過ぎも良くないなと思いました。
明日からは、美容院で髪の毛を綺麗にしてもらったこともあり、もう少し女性らしさを意識したいと思います。