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映画概要
絶妙な細かいディテールが人気の渋谷直角によるサブカルマンガを、妻夫木聡&水原希子の共演、「モテキ」「バクマン。」の大根仁監督により実写映画化。奥田民生を崇拝する雑誌編集者を主人公に、全編にわたって奥田民生の楽曲が使用されるラブコメディ。「力まないカッコいい大人」奥田民生に憧れる編集者コーロキが、おしゃれライフスタイル雑誌編集部に異動となった。仕事で出会ったファッションプレスの美女、天海あかりに一目ぼれしたコーロキは、あかりに見合う男になるべく、仕事に精を出し、デートにも必死になる。しかし、やることなすことすべてが空回り。あかりの自由すぎる言動に常に振り回され、コーロキは身も心もボロボロになってしまう。コーロキ役を妻夫木、あかり役を水原が演じるほか、松尾スズキ、新井浩文、安藤サクラ、リリー・フランキーらが脇を固める。
(ネットより拝借)
「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」を観た感想
監督さんが『モテキ』の監督さんだけあって、ところどころのシーンやカットが『モテキ』の映画とダブルのだけれども、この監督さんはヒロインの魅せ方が上手いなぁって女の私から観ても思うくらいにとにかく水原希子さんが可愛かった!!
普通にいたら嫌われるだろうって思ったのだけれども、作品内の会話から女子会とか女性の前ではまた別の顔を見せていて、みんなに対して「こういうキャラ好きでしょう?」というのを察して演じるのが上手い女性という設定のようだ。
楠本まき先生の漫画『致死量ドーリス』という作品のドーリスに似ているところはあるかな?
それにしてもキスシーンにしても水原希子さんの体当たり演技がとにかく凄いし、どのカットから映されても可愛くて可愛くて肌も綺麗で、、騙されてても別れたくないって叫ぶ男性の気持ちが分かってしまう、こういう女性良いなって女の私から観ても思ってしまった(身近にいたらハラハラドキドキなのだろうけれども)。
しかも本人はあくまでも悪気があるのかないのかも分からない、どれが本当の顔なのかも分からないという結末がまた余計に引き込まれてしまった。
結局作品内で水原希子さんは、雑誌編集部内の男性、妻夫木くん、新井さん、編集長の3人と関係を持っていて、水原希子そんを巡って争う流れからの編集長が新井さんの顔を切りつけ、編集長が水原希子さんも殺そうとするのを妻夫木くんが殴って止めて…最終的にはその雑誌は潰れてしまうのだけれども。。
その後にネットでは3人のことだけが晒されて、雑誌名も個人名も書かれたりして炎上をするけれども、水原希子さんの名前は全く出てこないという不思議。
そして事件の後に水原希子さんは姿を消し、そもそも”あかり”という女性自体が存在していなかったという不思議な展開。
ここは少しジョージ朝倉先生の漫画『ピースオブケイク』の作品に出てくるあかりさんを思い出した。
最終的には妻夫木くんは奥田民生に憧れつつも自分は成れたのか成れていないのかという感じになり、最後タクシーに乗る前に水原希子さんが白人の年配の男性と歩いているのを見かけて、いつぞやに編集長が話してくれた昔の恋人とその情景は全く同じという…。
モテテクを学びたければ、この作品を見ろ!
関わる男性全てを振り回して消えるって、峰不二子のようだけれどもそこまで悪女でもなくて、とにかく本当に可愛いの一言で、こういう女性を小悪魔と呼ぶのだろうか?
自分の外見に自信がある女性や夜勤めのホステスさんやキャバ嬢にも観るのをおススメたい!!
観ていてこれをされたら男はオチるだろーって思うテクがとにかく沢山詰まってもいる勉強にもなる作品間違いなし。
映画の中での水原希子さんのモテコーデは必見!
作品内の水原希子さんのファッションコーデ、一冊の本になっているみたいです(天海あかりstyle book in 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール sweet特別編集 (e-MOOK))。
参考にしたい人は是非購入して観て勉強するのもありだと思います!
個人的に水原希子さんはこういう可愛子ぶりっ子みたいな役柄の方が似合うと思うのだよなぁ。
スタイルも本当に下着姿にまで晒してくれるのだけれども、ご褒美タイムかよ!とか映画を観ているだけで眼福眼福って気持ちになってしまった。
かなり流石『モテキ』の監督!!
実は話題になった時に原作を私は直ぐに買って読んだのだけれども、全く内容が頭に入らないし、何が話題になるほど面白いのかサッパリだったのだけれども(まず絵の雰囲気が苦手というのが大きかったのかもしれない)、映画は面白かったです。
こういう女性に実は女性自身も少しは憧れている事実
私の今の年齢が年齢だからやらないけれども、水原希子さんみたいな女性はやっぱり少し憧れてしまいますね。
もしも否定的に受けとる女性がいたら、男性のこと理解していないなぁ~って思う。
否定的に受け取る女性がいるとしたら、その女性がもう私くらいの年齢か、それとも自分とは全く違うタイプ故の嫉妬か、ただ少し確かに映画を観ていて可愛いけれども「いかにも演技してます!」っていう雰囲気は凄く水原希子さんからは出ているのでそれが嫌なのか・・・とにかく個人的には可愛いし憧れちゃうので否定的に少しでも思う人は映画を最後まで観ない方が良いかもしれない。
何気にもしも私が作品内で今の年齢で目指すならば、安藤サクラさんの役の方が私には向いている気もした。
かなり個性的でとても可愛くて、水原希子さんとは真逆な感じでとても良かった。
映画の中の男性の立ち位置が結構過去を思い出させる
それにしても、私の人生の後半から結婚するまではどちらかというと男性側の立場に立っていたことが多かったような気もするので・・・そういう面から見ても勉強にはなった。
「あ!これ私してたーーーー!!!そして超絶嫌がられて喧嘩だったり別れ話になったわ!」
「あ!これされたことある・・・」
そんな感じに現在恋愛を進行形でしている人にも勉強になる作品のような気がしました。
実際に多分水原希子さんのような言動をする男性も世の中にはいると思うので、そういう意味でも女性自身が騙されないためにも必見の映画かもしれないです。
そして最後まで映画を観ると、奥田民生に主人公が憧れる気持ちが分かってしまったというか・・・。
映画内では奥田民生の曲が永遠にBGMとして流れて使われていて、サントラを買おうとは思わないけれども、主人公が奥田民生に憧れる気持ちは分からなくはないかなと。
それは若さだったり経験もある気がします。
男性にも女性にも是非観て欲しい作品です。
おまけ※エンディングロールの映像は内田裕也さんのパルコのCMのパクリ?
もしかしたらリスペクト故だったり、許可を得ての映像なのかもしれないのですが、エンディングロールの妻夫木くんが海を泳ぐ映像なのですが・・・。
こちらの1985年のPARCO(パルコ)の内田裕也さんが海を泳いでいるCMと似ていませんか?
そこが少しだけ個人的にモヤっとしたのですが、監督の方のインタビューなどを全て拝見したわけではないので、たまたま似ちゃったのか、それともリスペクト故なのかは分かりませんが、単純に観て似てるなって・・・もっと面白いのにして欲しかったというか、どこかで観たようなエンディングの動画じゃないのが良かったなと思いました。