以前、発達障害の検査でもあるWAIS-Ⅲを受けたときに動作IQの方が高く出て、最近通院している病院の先生にも「言語IQが高い人が多いのに珍しい」と言われて少し色々と動作IQが高い人と言語IQが高い人の特徴について調べてみました。
目次
動作IQが高い人の特徴とは?
ヤフー知恵袋で質問している人がいて、そちらのベストアンサーを拝見するとこのように書かれていました。
言語性より動作性の方が高い人たちの代表例としては、非行少年や犯罪者が挙げられます。
頭は回るけど勉強は嫌い、本も嫌いで、比較的に技術や図画工作の類が得意だった人です
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12166604047
代表例に非行少年や犯罪者を挙げるのが酷い・・・。
他にも色々と検索をしても言語IQが高い人の方が多いこともあり、言語IQが高い人が書いているブログやサイトの内容では結構動作IQが高い人に関しては辛辣な言葉が多く感じてモヤモヤした中で、一番読んで個人的に納得した内容はこちらです。
「考える前に分かる」と言ったりする。直感的に「分かって」居るから考える必要も無いわけだ。
世間的には表面上非常に穏やかで、周囲にうまく合わせるから適応も良く、企業の幹部まで出世するケースもある。愛着のある家族やパートナーに対しての極端な支配的で依存的な態度を見なかったら全く「表面上は普通の人」という印象になる。
引用元:http://dryanbaru.xyz/?p=249
過去の経験を考慮して動作IQが高く言語IQが低くて生きにくい人にアドバイス
私自身の検査結果はこのように言語理解が低いという結果です。
言語理解(VC)82 境界線―平均の下
知覚統合(PO)119 平均の上―高い
作動記憶(WM)83 境界線―平均
処理速度(PS)107 平均―平均の上
実際確かに自分自身に置き換えても直観で若い時は立ち回っていた気がします。
人間のデータを集める
社会に出てからは直観だけでは足りない知識が出てくる場面が多々あると感じたので、かなり早い段階から接する人の人間のデータというのを頭の中に組み込んで
「こういう外見の人はこういう人」
「こういう発言をする人はこういう人」
「こういう言動をする人はこういう人」
などのパターンをいくつも用意して分析をして、その上で様々な人と実際に接してみてその分析のデータはその人に当てはまっているか否かを判断していきます。
この方法を心療内科の先生は「人それぞれその日によって気分や機嫌も変わるから意味がない」と言ったのですが、その人の根本的な人間というものは気分や機嫌では変わらないものなので、その本質的部分を探って判断していく感じになります。
データがあまり集まらないという人で特に女性の方にオススメしたいのが接客業のホステスなどの話す系統のお仕事です。
というのも事務職と違い、ホステスなどのお仕事ではさりげない会話で相手の心理などを探ることが可能なので、普段は突っ込んで聞けないことなども聞きやすい点から個人的にはデータは集めやすいと思います。
人間のデータを分析をすることによるメリットとデメリットとは
■メリットは、とりあえず相手が何を望んでいて何をすれば良いのか、どのような言葉を言われたら喜ぶのかなどが分かるので極端に人から嫌われたりすることは減り、むしろ好かれることの方が多くなると思います。
自分と合わない人間や、自分に好意的ではない人などを瞬時に見抜ける。
人間の裏の顔なども分かるようになるため、外見が整っている男性などを選ばなくなり、騙されたりもしなくなる。
■デメリットは、好かれ過ぎてストーカーや猥褻行為をする人が増える。気を抜くと素が出る可能性があるので常に頭をフル回転で人と接するため、継続するのが精神的に辛い。
極めると善人がこの世に殆どいないことが分かり絶望をして外に出るのが嫌になる。
人間の粗ばかりが目につくのと、相手は特に何もしない状態で自分ばかりが上手に立ち回らなければいけない状態が面倒臭くなってくる。
個人的にメンタルが弱いこともあり、嫌いな相手のデータを沢山持っていなかったので合わないタイプの人間でやたら攻撃をしてくる人の対処方などのデータが自分の中にないのは結構痛かった気がします。
このデータがあればもっと完璧だったかな。
特に嫌いな相手からの攻撃パターンって大体いくつか決まっている中で一番無難に収める方法とかがデータとして今も手元にないので(上手く立ち回っているの真似をしたとしても、それはその人自身で私ではないためデータとしては成立しない)、そういうデータも必ず上手く世の中を生きていくには必要だと思います。
言語IQが低いのがこういう攻撃を受ける場面ではとても不利になり、気の利いた嫌味とかが瞬時に出てこないのですよね。
瞬時に口出てくる言葉は相手が一番言われて嫌な言葉などを直球で言葉で簡潔にぶつけるという技のみなので、学生時代もその何気ない一言で相手が号泣して教室を飛び出すことしばしば・・・社会に出てからも我慢の限界に選んで選んで唯一口にした言葉でさえも皆ドン引きしてしまうレベルだったり。
結構発達障害の人は言語IQが高かろうが低かろうが、動作IQが高かろうが低かろうが人間関係で苦労する人が多いように思うので、どうしても上手く人と接することができなくて真剣に悩んでいる人がいたら試しに実行してみて欲しいです。
ただ元々発達障害の人は脳の障害で言語IQと動作IQの差の激しさで他の人と同じようにはいかないことが多いという困難を抱えているのがスタート時点になるので、それプラスに人間の分析をして、そのデータに基づいて相手ごとに対応を変えるというのは結構ただでさえ疲れやすい身体や脳に鞭を打つことにもなるので本当に切羽つまっている人だけにオススメしたい内容でもあります。
WAIS-Ⅲ 動作IQが高い人の特徴のまとめ
個人的にはあくまでも動作IQが言語IQよりも高いからどうとかはないような気がします。
というのも、もっと細かく分けたときに、その数値の中でも特にどの数値が高いというのは人それぞれなのと、その特性を生かしてどのような生き方を本人がしたかどうかによっても変わってくると思います。
それこそ私は言語IQが全体的に低いのですが、言語性の「理解」に関してだけは平均より上の数値だったので最初の方にご紹介した犯罪者などが多いというカテゴリーには入らない部類のような気がします。
ネットで検索をすると「自分のIQがいくつだったから~」「言語IQが高いから文章を書くのに優れている」などのような書き方をしている人も何人かいたのですが、言語IQが高いから文章を書くのに向いているとかも特にないみたいです。
作家さんの中には言語IQが低い人もいるそうですよ。
あくまでもバランスと、その特性をどのように生かして生きているかがポイントなのかなと思います。