あらすじ
第1章「prologue」
旧家・白鬼院家の令嬢として生まれた少女・白鬼院凜々蝶は大人に守ってもらわないと生きて行けない無力な自分や、常に家名が重視される環境に息苦しさを感じ、家を出て一人暮らしをすることにした。
家族は凜々蝶が家を出ることには反対しなかったが、条件として街の郊外にある「妖館」(あやかしかん)の異名を持つマンションであるメゾン・ド・章樫(あやかし)への居住を命じる。
メゾン・ド・章樫(妖館)は表向きは『厳重な審査をクリアした者しか入居を許されない高級マンション』だが、実は妖怪の先祖返りが住まうマンションだった。第2章「if」
第1章から23年。高校入学を期に、凜々蝶は妖館へ入居した。一人になるために越してきたはずだったが、SSの御狐神双熾や賑やかな妖館の住人達との交流を通じて、徐々に周囲と打ち解けていく。
ある日開催された歓迎会を抜け出すと、妖館の前に一人の男性が立っていた。「久しぶり」と声を掛けるその人物と邂逅すると、凜々蝶は突然気を失ってしまう。(wikiより抜粋)
『妖狐×僕SS』読んだ感想
念願のいぬぼくを出ている分購入をして読みました。
涙が止まりませんでした。。
様々なことに感情移入をしてしまう漫画だと思いました。
御狐神くんが亡くなったあとに、ちよたんが『もっと○○してあげれば良かった』とか、沢山後悔をしていたことが伺えるページがあって、今もしも大事な人が亡くなったときに私は何を思うのだろうかと考えてしまいました。
いぬぼくを読み終わってから、自分の中で色々な気持ちが生まれてかなり複雑な想いでした。
ただの漫画やアニメでしょと言われるかもしれないけれども・・・。
漫画を読んでからの私の毎日はいぬぼく一色になってしまいました(笑)
いぬぼくの世界で物事を考えたり見てしまうくらいにハマってしまったのです。
ちよたんが、婚約者様に「私の許嫁殿は賢いあまりに突然対処は不得手と見受けられる」のような言葉を向けられるシーンなども、なんとなく、ちよたんと自分を重ねて見てしまいました。
御狐神くんに出していたお手紙の内容なども然り。
高校生の頃は毎日好きな人にお手紙を書いていました。そしてライブに行くときにまとめて渡していて。。
内容はやはり季節的なお話しから始まったり授業の内容や、本当に色々で、便箋は同じものは使用しないで、その都度変えていました。
日によっては香りをしたためたりもしてみたり・・お手紙という響きさえもなんだか懐かしかったです。
今でも改めて本当に伝えたいこと、何かある時とかはなるべく直筆のお手紙で渡すようにはしているのですが・・・私の言葉や文字などから漏れる言葉全てに毒があるように思えてしまって怖くて書けないことも多いです。
ちよたんが強がって悪癖を出してしまうことに関して、御狐神くんは気付いてくれるでしょ?
気付いてもらえないから故に表現しようとしても、余計に違う方向に伝わってしまって・・・私は本当に人との関係性を作るのが苦手だと感じました。
どうでも良い相手に関しては、相手が求める人物になり切れるのに、少しでも仲良くなりたいって自分の気持ちが入ると、自分を受け入れてほしいって気持ちまでも含まれて演じきれない自分がいます。
しかも仲良くなりたい相手には自分を偽りたくないって思うのも、良くないのでしょうね。
大事に想う相手こそ、それこそ相手が望む自分で接した方がもしかしたら良いのではないかと二部を読んで思いました。
御狐神くんが来世のちよたんが不安にならないように前世の御狐神くんを演じていたでしょ?
もう諦めよう、離れよう、そう心に決めれたからこそ、彼が望む私を演じてこれからは接しようと思いました。
いぬぼく・・・ただアニメの内容でハマった流れだったのに、こんなに涙が出て心が揺れる漫画だと思いませんでした。
人それぞれだとは思いますが、私の心にはとても響きましたし、とても考えさせられました。